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体が温まる!ピリッと甘辛なレモンとしょうがのジャム

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東京・中目黒のLa vie a la Campagneのオーナー、ロシャン・シルバさんの著書『ジャムとパンのオリジナルレシピ』から、とっておきのジャムのつくり方をご紹介します。

シルバさんのレシピ記事
秋冬を愉しむスパイシーな大人のお味わい りんごとクローブのジャム
かめばかむほど、甘みひろがる素朴なパン トスカーナ
相性ぴったり!豚肉とレモンジンジャーのロールキャベツ
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皮もまるごと!オレンジとにんじんのジャム
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ハード系パン好きなら食べたい ドゥーロ

 

文:ロシャン・シルバ、つくりら編集部  撮影:清水美由紀

レモンとしょうがのジャム

レモンの酸味としょうがのピリッとした風味がきいた甘辛ジャム。

暑い夏にはキーンと冷やしたレモンジンジャーのソーダ割りを、寒い冬には体がぽかぽか温まるホットレモネードを。夏バテにも、風邪予防にも効きそうな、年間を通して常備しておきたいジャムです。

<材料> 150mℓの保存瓶  4〜5個分
レモン…6個(正味500g)
グラニュー糖…250g(レモンの重量の50%)
しょうが…25g(皮つき)

 

<作り方>
【1】レモンはよく洗ってから、塩(分量外)をまぶしてすり込み、洗い流し、ヘタを取る。
【2】を鍋に入れ、ひたひたの水を加えてゆでる。沸騰したら弱火にして約2時間。水が濁ってきたら取り替える。
【3】火からおろし、約2時間置く。
【4】ざるにあげ、水にさらしてアク抜きをする。
【5】半分に切って種を取り除き、果肉と皮を一緒にざく切りにする。重量を測り、グラニュー糖は50%の重量にする。

【6】鍋にとグラニュー糖を入れ、水分が出るまで30分置く。
【7】しょうがはよく洗い、皮ごとすり、に加え、木べらでよく混ぜる。

【8】中火にかける。焦がさないように木べらで鍋底から大きくかき混ぜながら煮る。アクが出てきたら丁寧にすくい、火を弱める。

【9】全体にツヤが出て、とろりとしてきたら火を止める。

【10】熱いうちに保存瓶に詰める。

 

レモンはまるごとゆでる

皮ごと食べるフルーツは下ごしらえが大事。フルーツをカットする前にまるごとゆでて、放置することにより、皮がやわらかくなり、苦みが少なくなる。

 

[ このジャムを使ったレシピ ]
・塩豚のサンドイッチ(p.51)
・豚肉とレモンジンジャーのロールキャベツ(p.94)
・柑橘フルーツジャムのソーダ割り(p.125)

Instagram:@tsukurira0714

 

【書誌情報】
『La vie a la Campagne ジャムとパンのオリジナルレシピ』
ロシャン・シルバ著

中目黒にあるカフェ「La vie a la Campagne」(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)。芸能人もお忍びで通う、知る人ぞ知るおしゃれな隠れ家カフェ。店頭で販売しているジャムは密かな人気の逸品。本書では、オーナーのロシャン・シルバさんオリジナルのジャムレシピを掲載。どうしても余りやすいジャムを調味料として使用するアイデアレシピや、ジャムとの相性が抜群なパンやデザートのレシピも紹介します。

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