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30min. creation 第6話(後編)|2018年も折り返し地点。年始に書いたwish list を一度振り返るにもいい時期です。

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前編では梅シロップのかんたんレシピをご紹しました。後編では、甘いものについてと、wish listの振り返りについてお話します。

撮影&スタイリング、文:ame(amelabo)

夏至の前後は一年で一番日が長い時期。
長い夕暮れを楽しめるのが嬉しいことのひとつです。私は暑さも夏も苦手ですが、いつまでも明るいことはこの時期の楽しみ。

年々日本の気候は変わりつつあるように感じます。それでも、こうして季節の移り変わりと日の長さの変化が楽しめるのは当たり前ようでいて幸せなことだなあと思います。

季節の果実も、まさにそんな季節の恵みのひとつ。

 

歯医者さんなのに、甘いものが大好き

わたしはプロフィールにあるように、普段は歯科医師をしています。6月前編の記事では季節の果実をシロップにすることについて綴りました。歯医者さんなのに、シロップ?!と思われることでしょうし、自分でもそう思います。

できれば、砂糖は控えたほうがいいです。
むし歯のことでも、血糖値など全身的なことでも。
果物は果物として楽しむのが大正解だと思います。

でも、甘いものがやめられない人もいます(私もそうです)。
そんな方には、甘いものの採り方に少し気をつけていただきたいなあと思っています。

 

amelabo tips  むし歯にならないよう、スイーツを楽しむコツ

今回のamelabo tipsは、歯医者さんからのアドバイス(笑)。

甘いものを食べたり飲んだりするときは
だらだらと飲み続けたり、食べ続けないこと。

「だらだらと続けない」。これが大切なポイントです。1回はたとえほんの少しの量の砂糖だったとしても、1日の間、ずーっと途切れなく採ることはむし歯になりやすい大きな原因です。これには口の中のpH( ペーハー)が大きく関わっています。

お口の中は唾液によって、中性に近い状態が保たれていますが、なにかを口にする度に酸性に傾き、歯が溶かされやすくなります。そしてむし歯菌は砂糖を大好物としていて、より多くの酸をつくり出し、口腔内をさらに酸性にするのです。その状態がずーっと続いていたら、どんどんむし歯になりやすくなりますね。

これはとても簡単に省略した説明です。実際にはもっと複雑にいろんな要因が絡まってむし歯がつくられるのですが、砂糖とむし歯の関係としては、砂糖=むし歯の餌、と思っていただいていいと思います。

けれども、甘いものが全くダメ!というわけではありません。とっておきの時間にとっておきを楽しみ、そのあとはしっかり清掃して、口にするものはお砂糖を含まないものにする、そして小さな間食を控えるということを心がけて楽しんでください。(すでにできてしまったむし歯は放置しないでしっかり治してくださいね!)

 

wish list は過去の自分からの手紙

さあ、2018年も半分が過ぎました。
カレンダーの残りもあと半分。

私はそろそろ来年のカレンダーづくりのことを考え始めています。そして年頭にお話しした、wish listを一度振り返るにもいい時期です。

前半、思い描いていたようなペースで進んでいますか?必ずしも思い描いた通りになる必要はないと思っています。思いがけないことが起こることもあるし、思ってもいないようにトントン拍子のこともあるだろうし、思っていたよりもスローペースかもしれません。

大人になると、自分で思ったようにできることは多いような少ないような。なんだかよくわからないけれどどんどん月日が過ぎていく、という中でも、自分が進みたい方向や、どのくらいの場所にいるのか、客観的になれる時間があると、ちょっと安心できると思うのです。

ぜひ後半に向けて微調整をしてみてください。

私にとっての今年は、本当にひとつひとつ、一歩一歩の年のようです。年始に自分が書いたwish listをたまに恨めしげに眺めたり、うんうん、よしよし、と眺めたり。こうしてみていると、これは過去の自分からの手紙みたいだなと感じます。

願い事が叶う、叶わない、よりも、そう感じながら過ごせることがなんだか楽しくてwish listを続けている節もあります。

ノートも、まったく書けていないときもあります。
でも、それは忙しかった証。
ぜひ振り返ってみてください。

 

つかの間でも日常を離れるのはいいこと

今年は梅雨明けが早いですね。

梅雨の間に、友人と京都に遊びに行ったのがこの6月のいい思い出のひとつです。しっとり濡れた緑を眺めながら静かな時間でした。つかの間でも、日常を離れるのは本当にいいことだなと思いました。

この調子で、暑い夏も楽しみたいと思います。

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