• Twitter
  • Facebook
  • Instagram

30 min. creation 第3話(後編)しつらえる|きれいなもの、季節のもの。同じ場所で撮り続ければ、自分だけの歳時記ができ上がります。

ameさんにとっての“しつらえ”は、ただ部屋を飾ったり、整えたりすることだけではありません。しつらえて、眺めて、写真に撮る。その一連のことなのだそう。定点観測を続けて自分の「好き」を知ること。前編ではそんなしつらえの“流儀”についてお話ししました。後編では、おまちかね、ameさん流スタイリング術を公開します!

撮影&スタイリング、文:ame(amelabo)

後編では、私のしつらえの仕方、スタイリングの方法をご紹介します。題して「amelaboスタイリング講座」の始まり、始まり(笑)。

 

おなじみの場所にお気に入りを並べてみる

スタイリングする場所は、私のインスタでもおなじみのテーブルと壁のコーナーです。そして飾るものは私のお気に入り。いただきもののミモザの小枝が主役です。

上の写真が今回のスタイリングに登場するものたち。ミモザの小枝、アンティークの包装紙、アクリルのオブジェ、木のオブジェ、ストームグラス、ラジオメーター、そしてポスターです。

 

amelabo styling tips1 定番のものをまず指定席に

1  まず、このコーナーに欠かせない猫の香炉とカレンダーを指定席に。椿野恵理子さんのカレンダーの3月がミモザなのでぴったりです。

2 カレンダーの位置とバランスを合わせながらポスターを貼ります。

ポスターは額装してもいいのですが、私は少し角がよれたり色褪せていくのも好きなので、あえてそのままに。「ひっつき虫」というソフト粘着剤を使うと、壁にもポスターにも傷をつけないで飾れるのでおすすめです。

3 主役のミモザの小枝を飾ります。

ミモザと猫の香炉は同じくらいの背丈だから、ミモザの小枝は猫から少し離して置きます。

 

amelabo styling tips 2  横に並べるときは前後にずらす

4 次に背の高いラジオメーターとストームグラスをミモザの隣りに。

ラジオメーターは陽の光で生じる温度差でくるくるまわる放射計。形が素敵なだけなく、動きも出るので、何年もずっとお気に入りのひとつです。

そしてミモザとラジオメーターの間にはストームグラスという円柱型のガラスを。これは大昔の航海時代、気象予測用に使っていた道具の原理を再現したそうですが、実用性は「?」。でも、これも毎日様子が違うので、同じくとても好きなもの。このときにきっちり横並びにしないで、少しストームグラスを前に置いています。

5 アクリルのオブジェとアンティークの包みをプラス。

包みのグリーンとミモザのイエロー、そしてガラスの色味が揃っていて、気持ちがいいなあと思って選びました。

6 木のオブジェを立てかけます。

 

amelabo styling tips 3  足したり、引いたりして好みを見極める

7 仕上げにラッキ―アイテムを上から吊るします。

私のラッキーアイテムでもある黄色のオーナメントを吊るしておしまい! と、思いましたが、少し経ってから見ると少し物足りなくなりました。

8 キャンドルと燭台を付け足します。

ストームグラスの横にキャンドルを置き、アンティークの包みを燭台に載せました。

一度試して見てあとから足したり、引いてみるのも自分の場所だからこそできること。その都度写真を一枚撮っておけば、どちらが好きかよりわかっていいです。

今回のしつらえはミモザが終わるまで続きますが、お花が終わりかけたらドライにして楽しんでもいいし、違うお花を買って来たりしながら次のタイミングまで続いていきます。

スタイリングに使った小物は何年も持っているものばかり。新しいものはミモザとアクリルのオブジェだけ。古株も新顔もお友達にいただいたものです。

 

同じ場所で撮り続けると自分だけの歳時記に

しつらえを考える醍醐味は、持っているものと、今しかないものと新しくいただいたものがうまく調和するとき。とっても嬉しくて、多分脳みその中では幸せ成分が出ています。だからこうして続けているのだと思います。

これを毎月、もしくはきれいなものに出会ったとき、季節のものを買って来たときに、同じ場所で撮り続けたら、自分だけの歳時記ができ上がります。

誰に見せるわけでなく、少し先の自分のためにもぜひ始めてください。きっと見返したら、こんなときもあったな、とちょっと胸が熱くなるときがくると思います。何年も続けている私がそうだから。

この写真は4年前、2014年のミモザの景色です。連載のために写真を遡って見ていたら、ばったり再会。久しぶりに見て懐かしさが溢れて来ました。

今とは少し違う部屋のしつらえ方。でも、変わらずに好きなもの、変わらない視線、少し変わった気持ちや環境。そんなことを思い返させてくれます。

 

言葉にできない思いや気持ちは、写真やイラストに残る

好きなものを写真に撮るだけでなく、簡単にでもスケッチするのもオススメです(もちろんノートに!!第1話後編参照)。

言葉にできない気持ちや想いは、写真やイラストに残ることがあります。

春はなにかとセンチメンタルだから、思い入れもたくさんだし、慌ただしく過ぎて行くからこそ、ぜひお試しください。そしてぜひ第1話でお話ししたノートに描いてみてください。なにかの用事のメモを書き込むついでに、ふと振り返ると、このミモザのぽわぽわした感じや、春が来るときの少しわくわくするような、少し寂しいようなそんな気持ちも思い出せて、ちょっと気持ちを新しくできるかもしれません。

今日はカモミールのお茶を飲みながら書いたので、それもついでにメモ。このお茶ははちみつパウダーがもともと入っていて、甘くて美味しいのでオススメです。MANZANILLAはカモミールのこと、とメモしておくとちょっと豆知識も増えます。

来月は香りのお話を綴れたらと思っています。

楽しい早春をお過ごしください。

 

おすすめコラム