,

香ばしい飴色の味わい 秋を楽しむ自宅でできる燻製レシピ

,

旬の恵みを存分に堪能するアイデアを中川たまさんの著書『暦の手仕事』からご紹介します。

中川たまさんのレシピ関連記事
塩焼きよりお刺身よりおいしい!?「秋刀魚の食べ方」新定番!
魚嫌いさんもご飯がすすむ!絶品「秋刀魚のおかか煮」
この季節がやってきた!保存も可能!最高においしく栗を蒸す方法
おやつだけじゃない!栗を使った絶品おかず3品
今が旬!子どもにも大人にも大人気の鮭を○○と合わせたら?
旬の鮭を使った絶品レシピ3選
シャキシャキの歯触りも楽しい 梨とれんこんのコラボ!
ル・レクチェ、バートレット この素敵な名前は?
シャキシャキもっちり!れんこんの定番レシピ
やっぱり蒸すのがいちばん!美味しい大豆が手に入ったら
もう一品お助け!蒸し大豆の絶品アレンジ3品
生でも干しても美味しい今が旬の果物といえば?
実は万能食材!いつでも食べたい柿のアレンジレシピ

文:中川たま  撮影:宮濱祐美子

燻製

秋分を過ぎ秋の空気に包まれると、香ばしいものに惹かれます。夏には進まなかった焼き菓子も美味しく感じ、胃袋にどんどん入っていきます。
食事もそう。焼きの強いものやこっくりとしたものを欲してきます。

そんなときは、気軽にできる燻製がおすすめ。
我が家では、木のチップではなくお茶っ葉とザラメを使い、古くなったフライパンや鍋で作ります。

定番は「ベーコン」。
塩とハーブに漬け込んだ豚肉を15分火にかけるだけで、香ばしいベーコンに仕上がります。
ベーコンで「美味しい!」と味をしめると、いろいろなものを試してみたくなりますよ。

卵やチキン、ソーセージ。
チーズは溶けないプロセスチーズを使ってください。塩をふったサーモンや秋刀魚も美味しいですし、たくあんを燻製にすると、いぶりがっこのような味わいです。

お茶っ葉はほうじ茶や番茶、または紅茶やウーロン茶などを使います。茶葉でも香りが変わってくるので、組み合わせをいろいろ試して、お気に入りのフレーバーを見つけるのもいいですね。
台所から香ばしい匂いが漂って来ると、いてもたってもいられない。でも、冷めるまでガマンガマン。
香りも食事の大事なスパイスなのです。

ベーコン

燻製にする前に豚肉を3日塩漬けにし、さらにはちみつとハーブに3日漬けて熟成させます。時間はかかりますが、このひと手間で旨味が凝縮してコクが増します。

<作り方>
【1】 1日目。豚肉全面にフォークを刺して穴を空け、塩を均一にまぶす。ペーパータオルで包み保存袋に入れ、冷蔵庫に1日置く。
【2】2日目。ペーパータオルを取り替えて保存袋に入れ、冷蔵庫に1日置く。
【3】3日目。ペーパータオルを取り、肉の表面にはちみつを均一に塗る。ちぎったローリエ、ローズマリーを貼りつけ、黒こしょうをまぶす。ラップで空気が入らないようにきっちり包み、冷蔵庫でさらに3日寝かせる。
【4】  6日目。3を冷蔵庫から出して30分ほど置き、室温に戻す。
【5】 鉄のフライパン、または厚手の鍋の底にアルミホイルを敷き、茶葉、ザラメを敷き詰める。足のある網をのせ、その上にラップを外した豚肉を置く。大きめにカットしたアルミホイルを二重にしてかぶせ、煙が漏れないように蓋をする。
【6】5を中火に約15分かけて火を止め、そのまま冷ます。

<保存>
冷蔵で4〜5日

【書誌情報】
『暦の手仕事』
中川たま著

逗子在住の人気料理家・中川たまさんが伝える、季節を慈しむ「食」と「暮らし」の手仕事をまとめた写真エッセイです。
伝統を受け継ぎながら、今の暮らしに寄り添った保存食レシピや、季節ごとの心身の整え方など、暮らしを豊かにするヒントが満載です。

おすすめコラム