こぎん刺し 糸について|『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』

伝統模様から創作模様まで、3人の作家によるこぎん刺しの図案集『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』(日本文芸社 編)から、糸について紹介します。ひとつでも、組み合わせでも、ひろがるデザインに、こぎん刺しの楽しさを実感できます。

撮影:天野憲仁(日本文芸社) 文・編:日本文芸社

『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』ではこぎん糸のほかに、刺しゅう糸や刺し子糸も使用しています。メーカーによって糸の撚り具合や風合い、色数が違うので、つくりたいものに合わせて選びましょう。

こぎん刺しの糸|書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』左からa、b、c、d、e、f

こぎん刺しの糸|書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』

こぎん糸
a 「オリムパス こぎん糸」
2本合わせの細い糸を6本撚り合せた、艶のない素朴な風合いの糸。取り分けて太さを調整できる。全40色(1かせ約18m)。

b 「DARUMA こぎん糸 カード巻」
ふっくらした刺し上がりと、ほかにはないカラーバリエーション。全10色(1巻20m)。

c 「つがる こぎん糸」 
青森県弘前市の手芸店「つきや」のオリジナル糸。みざらしは8本合、6本合、10本合の3種。8本合の色糸は全24色(1かせ約24m)。

 

刺しゅう糸
細い糸が撚り合わされた刺しゅう糸は、布に合わせて糸の太さが調節できるのが魅力。色数も豊富なので、つくりたい作品のイメージに合わせて自由に配色ができる。

d 「DMC 25番刺しゅう糸」 
美しい光沢と耐久性に優れたフランス製の刺しゅう糸。6本撚り。全500色(1かせ約8m)。

e 「TEC#4 マタルボン」
東京の手芸店「越前屋」のオリジナル刺しゅう糸。マットな質感が特徴で、こぎん刺しとの相性も抜群。8本撚り。全120色(1かせ10m)。

 

刺し子糸
こぎん糸よりも細いため、より繊細な表現が可能に。各手芸メーカーが発売しているもののほかに、インターネットのハンドメイドマーケットでは、草木染めや藍染めの糸も販売されている。手染めのため、同じ色でもロットごとに微妙に色が変わるが、市販の糸にはないやさしい色合いが魅力。

f「草木染糸 のどか暮らし」 
1色ずつ植物から染料を抽出し、手作業で染色。20番糸4本撚り。約20色(1巻約26m)。

 

こぎん糸の扱い方

こぎん糸の多くは、「かせ」と呼ばれる束の状態で販売されています。そのままでは扱いづらいので、使いやすいようにあらかじめ準備しておきましょう。

 

かせ糸の使い方

こぎん刺しの糸|書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』

1. ラベルをはずし、かせをほどいて輪の状態に広げる。

こぎん刺しの糸|書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』

2. 二つ折りにして、別糸で1~2カ所を結ぶ。

こぎん刺し 糸 書籍 連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し

3. 輪の片側をカットする。

こぎん刺しの糸|書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』

4. 【3】でカットしたところとは反対側の輪から、1本ずつ引き出して使う。

 

糸を無駄なく使うには?

こぎん刺しの糸|書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』

【1】ラベルをはずしてかせをほどく。1カ所結んであるところがあるので、結び目をカットする。

こぎん刺しの糸|書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』

【2】厚紙などに巻き直す。

こぎん刺しの糸|書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』

【3】そのつど必要な長さにカットして使う。糸のメーカーや色番号を記入しておくと、買い足すときに便利。

 

Instagram:@tsukurira0714
Twitter:@tsukurira0714

【書誌情報】
『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』
日本文芸社 編
デザイン・製作 hanakoginみずのよしえ(hitoharico)金子 梢(promener avec) 書籍『連続模様で楽しむ はじめてのこぎん刺し』こぎん刺しの図案集です。
伝統模様を中心に、手軽に楽しめるものから刺しごたえたっぷりのものまで、こぎん刺しの連続模様を多数ご紹介。単独で刺してワンポイントに。配置を変えたり、連続で刺したり、模様を反転させたり。布と糸の組み合わせを替えたりするだけでひとつの図案が、いく通りにも楽しめます。
こぎん刺しの基礎もわかりやすく解説。基本のルールを理解することで、模様を組み合わせたり、連続で刺したりと、アレンジがしやすくなります。
さらに伝統模様から創作模様まで、3人の作家によるさまざまな図案を紹介します。仕立てを加えた、コースターやブローチなどのアレンジ作品も提案しています。これまでこぎん刺しを楽しんできた方にも、デザインの広がりを感じていただける一冊です。

おすすめコラム