チャービル/アイデア広がる基本情報02

パセリとアニスシードを混ぜたような甘い香りがするチャービル。フランスのハーブ系ミックススパイス「フィーヌ・ゼルブ」にパセリ、タラゴン、チャイブなどと一緒に使われます。姿形の似たイタリアンパセリに栽培方法も似ています。
チャービルの特徴を『暮らしをたのしむハーブ手帳』より、ご紹介します。

文:つくりら編集部

チャービル

西アジア、ヨーロッパ原産。葉のやわらかい口当たりと甘い風味から「美食家のパセリ」とも呼ばれ、古代ローマ時代から親しまれてきました。冷夏にもっともよく育ち、一層甘く香ります。セルフィーユとも呼ばれています。

学名:Anthriscus cerefolium
最盛期:春
◆半日陰向き
◆ハーブティー・料理・エッセンシャルオイルに使える

<栽培ガイド>
栽培難易度 ★★★
性質:セリ科。一年草(半耐寒性)。草丈30〜60cm
開花:夏。白い花が傘のように集まって咲く
収穫:3〜11月
栽培環境:半日陰で風通しがよく湿気のある場所
:保水力のある水はけのよい土
肥料:元肥に化成肥料を施す。2週間に1回、薄めの液体肥料を施す
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与える
害虫・病気:アブラムシハダニ、キアゲハの幼虫、ウドンコ病
種まき・植えつけ:春に屋外に浅く種をまくか、秋にまいてマルチング
増やし方:春か秋に種まき。移植には不向き。こぼれ種でも増える

<手入れ・収穫・保存>
苗を植えて6〜8週間経って育ってきたら、外側の葉から順次こまめに切り取ります。花がつかないように花柄を見つけたら摘んでおくと、長く葉の収穫が楽しめるでしょう。夏は蒸し暑さで枯れることがあります。冬は葉の生長がとまり、寒い風に当たると越冬できないこともあります。

<補足メモ>
使える部分:葉
主な薬効:黄だん、しっしん、結膜炎、リューマチ、物忘れ、気うつ
料理:ジャガイモ・魚・肉・卵の各料理、スープ、サラダ、デザート

▼栽培については東京を標準に設定しています。耐暑性および耐寒性、生育サイズ、手入れなど、植物の状態や管理、環境によって異なるため、あくまでも目安としてください。
▼用途や薬効に関しては原書に基づいています。体質にあわない場合があるため、必ず使用前に専門医に相談しましょう。

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『暮らしをたのしむハーブ手帳』
ウェルトン・オーウェン著
高浜真理子監修、堀口容子訳

書籍『暮らしをたのしむハーブ手帳』より

世界のハーブをコンパクトに紹介。使い方のアイディア、薬効、使用できる部分、おすすめ料理、収穫時期、保存方法など、知りたい情報をしっかり、見やすくまとめました。コンパクトなので園芸店にもっていったり、野外で使うときにもポケットやバッグの中で邪魔になりません。正方形で女性でも持ちやすく、ページも開きやすくなっています。
ハーブのたのしみ方がひろがります。

 

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