ディル /アイデア広がる基本情報03

花から種、根まで全草によい香りがあるディル。フェンネルにごく近い香りですが、フェンネルよりおだやかです。その香りにチョウを呼び寄せます。
ディルの特徴を『暮らしをたのしむハーブ手帳』よりご紹介します。

文:つくりら編集部

ディル

ヨーロッパからアジアまで広範囲に分布。やわらかな細い葉はほんのり苦みがあってさわやか。益虫も呼び寄せます。古代エジプト時代から薬草として利用され、中世のヨーロッパでは魔よけの役割も担いました。

学名:Anethum graveolens
最盛期:春
◆日向向き
◆ハーブティー・料理・エッセンシャルオイルに使える

<栽培ガイド>
栽培難易度 ★★★
性質:セリ科。一年草(耐寒性)。草丈60〜90cm
開花:夏。香りのよい黄色い花が咲く
収穫:4〜8月
栽培環境:日なたで風通しのよい場所
:肥沃で水はけのよい土
肥料:元肥に緩効性肥料を施す。月に1〜2回液体肥料を施す
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与える
害虫・病気:アブラムシ、キアゲハの幼虫
種まき・植えつけ:春に屋外に浅く種をまく
増やし方:春に種まき。こぼれ種でも増える

<手入れ、収穫、保存>
夏の蒸し暑さに弱く、枯れてしまうことが多いので、通気に気をつけましょう。必要に応じて葉を切り取ります。丸ごとまたはきざんで冷凍保存が可能です。乾燥させるなら金属以外の網、すのこの上でおこないましょう。種が熟して落ちる前に集めます。種は密閉容器で最長1年保存可能です。

<補足メモ>
使える部分:葉、種
主な薬効:吐き気、腸の膨満、しゃっくり、さしこみ痛。鎮静効果もある
料理:ジャガイモ・魚介・卵の各料理、ドレッシング、ビネガー

▼栽培については東京を標準に設定しています。耐暑性および耐寒性、生育サイズ、手入れなど、植物の状態や管理、環境によって異なるため、あくまでも目安としてください。
▼用途や薬効に関しては原書に基づいています。体質にあわない場合があるため、必ず使用前に専門医に相談しましょう。

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『暮らしをたのしむハーブ手帳』
ウェルトン・オーウェン著
高浜真理子監修、堀口容子訳

書籍『暮らしをたのしむハーブ手帳』より

世界のハーブをコンパクトに紹介。使い方のアイディア、薬効、使用できる部分、おすすめ料理、収穫時期、保存方法など、知りたい情報をしっかり、見やすくまとめました。コンパクトなので園芸店にもっていったり、野外で使うときにもポケットやバッグの中で邪魔になりません。正方形で女性でも持ちやすく、ページも開きやすくなっています。
ハーブのたのしみ方がひろがります。

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