つくりら主催ワークショップ開催レポート(後編)| フラワーノリタケさんの「コットンポケットのツインスワッグ」

つくりら主催ワークショップ開催レポート(後編)| フラワーノリタケさんの「コットンポケットのツインスワッグ」

7月中旬に開催されたフラワーノリタケさんのワークショップ、前編では午前中のレッスン「巾着包みのフレッシュブーケ」の様子をご紹介しました。後編は、午後のレッスン「コットンポケットのツインスワッグ」のレポートです。

撮影:奥 陽子  取材・文:つくりら編集部  協力:foglinenwork

花好きならば一度は訪れてみたい、憧れのフラワーショップが名古屋にあります。その名も「フラワーノリタケ」。「ノリタケさんのワークショップをぜひ東京で!」。そんな願いからつくりら主催のワークショップが始まりました。

7月中旬に東京・下北沢のライフスタイルショップ、「fog(フォグ)」さんを舞台に行われたワークショップはその第3回目。今回は、午後のレッスン、「コットンポケットのツインスワッグ」の開催レポートをお届けします。

 

プチ森林浴ができそうな癒しの空間

生徒さんをお迎えするためのテーブルにはどっさりと花材がセットされています。部屋じゅうグリーンの香りが立ちこめて早くも癒されるー。

それぞれの席には花材のメモも用意。アワにリューカデンドロン、ヒバにユーカリ・・・。プチ森林浴ができそうなくらい、グリーンがいっぱいです。

テーブルに近寄ってみると、たくさんのグリーンの中に花も発見。濃いピンクのルビーパフェ、白く小さな花はおなじみのセンニチコウ。素敵にドライになるアナベルも。

 

「花+布」のスタイルはポケットつき!

今回のワークショップでは、会場をお借りした「foglinenwork」さんにちなんで、「花+布」のスタイルを考案。前編で紹介した「巾着包みのフレッシュブーケ」は、シンプルなホワイトコットンで花瓶をぐるりと包み込んだスタイルでした。

果たしてスワッグはいかに? なんと今度はポケットつきです!

長さ115㎝、幅28㎝の細長いコットンの両脇にはそれぞれポケットがついています。2つのポケットにスワッグを1つずつ入れ、段差をつけて壁に吊るせば、あっという間におしゃれなウォールフラワーに! スワッグは下に向けて壁に吊るすもの、と思っていたので、この発想にびっくり。フラワーノリタケのスタッフ全員で考えて手づくりしたというスペシャルな“器”に感激です。

 

モリモリの花材からスワッグを2つ

実際はどんなふうにつくっていくのでしょうか? ノリタケさんのデモンストレーションをしっかり見学!デモテーブルには種類ごとに花材が並べられています。

「2つのスワッグをつくるときは、1つはグリーンだけ、1つは花もの、とか、1つは大きく、1つは小さくなど、テーマを決めるとやりやすいですね」とノリタケさん。なるほど。

「フィリカはボリュームがあるので間引きます。手で持つところの葉っぱはそぎ落として。ある程度、ボリュームが出てきたら、中に挿し込んでいくと動きがでてきます」。手早く束ねながら、そのポイントを説明してくれます。ブーケはスパイラルに束ねていましたけれど、スワッグは1つ1つ重ねていくような感じです。

スワッグができ上がったらコットンポケットに。こんなふうに、と実演。「ポケットに入れて飾る場合は、スワッグの足を短くして」とアドバイス。

 

さあ、花材をどうわける?

ノリタケさんのデモの後は、いよいよみなさんの番。2種類のスワッグをつくるために、まずは花材を2つのグループにわけるところからスタートです。

いい感じにできあがってきています。ヒバにエリンジューム、アマランサスにケイトウ、ミモザ、そしてリューカデンドロンと、形も色もさまざまなグリーンがぎゅっと集まって。

ノリタケさんのワークショップでみなさんが楽しみにしているのが、このマンツーマンのチェックタイム。「見たときに全部の花がきれいに見えるように」と、少しだけ手直し。

壁に飾ってみて、バランスをチェックする方も。

 

全員のスワッグが壁一面に

fogさんの2階は、光がきれいに入る白い壁があります。嬉しいことにそこにお誂え向きのバーが。フラワーノリタケスタッフの木村さんが、バランスを見ながら、でき上がった方のスワッグを手際よく飾っていきます。

全員のスワッグ、セッティング完了! まずは窓ぎわの作品です。

こちらは奥側の作品。

近寄って下から見上げたり、覗き込んだり。グリーンの小宇宙に吸い込まれそう。

あれ、いつのまにか壁の真ん中にノリタケさんが。まるでグリーンの小宇宙に君臨するかのようなセンターっぷりです(笑)。

ちょっと照れながら笑うノリタケさん。素晴らしく絵になっています!

そして記念撮影も。

 

ティータイムは桃のブランマンジェ

スワッグをつくり終え、ひととおり撮影も済んだら、テーブルレイアウトを変えてティータイムが始まります。みなさんにサーブされたスイーツは、パティスリーASAKO IWAYANAGIの季節のブランマンジェ。フルーツは桃です。

グラスからすくっと形よく立ち上がった桃が美しいこと! 

やわらかな桃からぷるるんとしたブランマンジェへと、食べ進めると食感も味も少しずつ変化する。底の底まで、最後のひとスプーンまで驚きの味を堪能しました。

午前中の「巾着包みのフレッシュブーケ」、午後の「コットンポケットのツインスワッグ」と一日がかりのワークショップ、ノリタケさん、大変お疲れさまでした。そして参加してくださったみなさん、ありがとうございました! また会いましょう。

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