つくりら文化祭*ワークショップレポート05 | 常緑樹のヒバが主役!ダイナックなアレンジは、パーティーのセンターピースとしても大活躍!

撮影:奥 陽子  文:つくりら編集部

初秋から晩秋にかけては赤や黄色に色づいた葉っぱに心を奪われますが、冬の足音が近づくにつれ、常緑樹のこっくりとしたグリーンが恋しくなります。こちらのワークショップは、そんなエバーグリーンの「ヒバ」が主役です。

 

ヒバをメインに常緑樹をふんだんに

ワークショップのセッティングをする則武潤二さんと則武有里さん。あうんの呼吸でサクサクとセットができ上がっていきます。

セットアップ完了。たっぷりのヒバが主役の花材です。

ノリタケさんのデモンストレーションが始まりました。ヒバをかごに挿して、ワイヤーで固定するやり方を説明。

みなさんもさっそくスタート。かごを覆うように、どんどんヒバが重ねっていきます。

みなさんがアレンジメントに取り組んでいる間に、ノリタケさんの完成見本をパチリ。かごにヒバを固定したのが嘘のよう、まるで大地からニョキニョキと生えてきたようなさりげなさです。

ポコポコとした丸い実が連なったシンフォリカルポス。白やうすいピンクがポピュラーですが、こんなワインレッド色もあるんですね。

背後からアレンジメント全体を見ながら、アドバイスすることも。

着々とでき上がっていきます。みなさん、ノリタケさんに勝るとも劣らぬワイルドさです!

 

花や植物が喜ぶようなアレンジを

「花どうしが重ならないように」とアドバイス。生徒さんのアレンジを活かしながら、それぞれの花が生き生きと嬉しそうな顔になるように少しだけ手を入れます。

みなさんの作品からひと作品、撮影させていただきました。レースフラワー、コスモス、アンスリュームが風にそよぎ、テイカカズラやゴシキカズラのつるが縦横無尽に遊んでいます。テイカカズラの枝ぶりを存分に活かしたダイナミックなアレンジが見事!

同じ花材を使っても、枝ぶりや花のつき方で、アレンジメントの形は千差万別。ひとつとして同じものにはなりません。その日に出会った花材と気持ちを通わせ、花たちの声に耳を傾けながら一緒に形をつくっていく。その時間はいつだってワクワクするし、何回でも参加したくなります。

「自分は花を用意するだけ。あとは花と相談してください!」。そんな自由でのびのびとした雰囲気のフラワーノリタケさんのワークショップは、アレンジメント初心者をもたちまち花のとりこにしてしまう――そんな“魔力”にあふれています。

 

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