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パタンナーの視点から、「理想の形」を叶えるロジックを解説
「パターン(型紙)に合った服地を選べるようになると、洋服を作りたいシルエットや着心地に仕立てることができます。意外と教わる機会がない、服地の選び方が1冊の本になりました。ソーイングに、パターンと服地の組み合わせは非常に重要です。例えば、「見本のようなシルエットにならない」「思ったよりボリュームがでて太く見える」「なんかギャザーがバキバキ」といったお悩みは、パターンに服地が合っていないのかもしれません。この本では、作りたいパターン別おすすめの服地と服地の素材や特徴を解説します。
◆既製服のような洗練された服を作りたい方のための服地選び方がわかる
ソーイング服というと、コットンやリネン生地で仕立てることが多いですが、服地の選択肢は多種多様です。ハードルが高く感じるウールや合成繊維には、意外と仕立てやすいものや、お手入れが簡単なもの、それでいて仕立て映えするものもたくさんあります。第2章では、元アパレルメーカー勤務のパタンナーの視点から、パターンにぴったりの服地を選ぶコツを解説します。
◆1つのパターンを2種類の服地で仕立てたサンプル作品を掲載
服地の違いによって、仕上がりがどのように変わるかが一目でわかる、サンプル作品を掲載しています。パターンのシルエットを左右する布のハリ感や落ち感、ギャザーの出かたなどが実物作品でわかります。
◆服地の特徴がわかる
ローン、ブロード、タイプライター、ジョーゼット、サキソニー、ツイードなど、一般にも手に入れやすい服地の素材、特徴についても解説しています。服(衣)は生活に欠かせない大切なものです。素材や布の特徴を理解して仕立てれば、着心地のよさや扱いやすさも変わってきます。第3章では、衣服材料学の視点から、服地を解説します。
◆自分だけの生地見本帳が作れる「服地見本帳フォーマット」つき
スワッチを貼って、布の特徴を記すことで、大切な「在庫布」を効率的に、楽しく管理できます。
◆魅力的なテキスタイルが手に入るおすすめの服地店リストも掲載
魅力的な服地が手に入るお店もご紹介しています。日本には魅力的な生地の産地があります。自分好みの服地探しの旅に出るのもおすすめです。
世の中には魅力的な服地がたくさんあります。同じパターンでも選ぶテキスタイルが変われば、シルエットや印象は大きく変わります。服飾・被服学を学ぶ学生さんにもおすすめの一冊です。
もっときれいに美しい服を仕立てるための服地ガイドブック。パターンに合う服地が選べると、既製服のような洗練された服がつくれます。