更新日: 2023/05/08
文:刺繍パパアトリエ鳥屋、ステッチサンプラー制作:脇田美加(JACA 日本アートクラフト協会) 撮影:天野憲仁(日本文芸社)、文:つくりら編集部
今回は、刺繍の表現をさらに広げるステッチをご紹介します。
サテン・ステッチは、面を埋めるときや立体感を表現したいときに使います。サテン地のような艶が特徴のステッチです。円を刺すときは、図案の中央から半分ずつ刺していくのがおすすめです。また平行に刺すことがポイントで、針目の間をあけずにできるだけ詰めて刺すのがきれいな仕上がりのコツです。
別の刺し方では、図案の少し内側をアウトライン・ステッチで縁取りする方法もあります。先に下刺ししておくと、できあがりがふっくらと立体感のある刺繍になります。
ブランケット毛布の周りにほどこされたステッチのことで、フェルト素材やアップリケの縁をかがるときに使います。
刺しはじめは玉結びが表の布に出ないように、布の裏から針を出します。斜め上の位置に針を入れ、最初に針を出したところの5~6mm右側に針を出します。その針に糸をかけ引き抜きます。これを繰り返すとブランケット・ステッチができます。
アトリエ鳥屋
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【書誌情報】
『刺しゅうの基礎』
安田由美子 著
初心者はもちろん、刺繍をする人にこそオススメです!
コンパクトなのに、刺しゅうの基礎はもれなく入っています。最も一般的な欧風刺しゅう(自由刺しゅう)のステッチはもちろん、クロスステッチ、リボン刺しゅう、ビーズ刺しゅう、アップリケまで。
思わず刺してみたくなる、素敵なサンプラーも多数紹介。初心者の方はもちろん、ふだんから刺しゅうをしている人こそ、手元に置いておくには最適な一冊です。
刺繍パパ「アトリエ鳥屋(とや)Embroidery」
刺繍作家。キャラクターもの、ストーリーのある人物刺繍、ボタニカルなど幅広いジャンルを刺しており、きめ細やかで鮮やかな色合いのデザインが特徴的。男性ならではの目線で刺繍・手芸をSNSで精力的に発信。「刺繍パパ」の愛称で刺繍・手芸ファンに親しまれている。
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