はじめてのオートクチュール刺繍 リュネビル針で楽しむ パリコレクションの世界 2020.2.5(wed)-2.11(Tue) at大阪

撮影:近藤伍壱(ROBINHOOD)  文:つくりら編集部

オートクチュール刺繍とは、パリ・コレクションに代表されるような有名なメゾンに愛されてきた伝統刺繍。その美しさを支える代表的な技法が、フランスのリュネビル地方発祥とされるリュネビル刺繍です。


▲「夜空」。ガラスビーズだけでなく、淡水パールやメタルリングといったさまざまな素材を組み合わせた作品。制作:Yukari Iwashita (『はじめてのオートクチュール刺繡: リュネビル針でたのしむ パリ コレクションの世界』より)

魅惑的な光を放つスパンコールや吸い込まれるような深い色を湛えるビーズ、複雑な模様を描き出す金銀の糸・・・。古き良きベルエポック時代のパリを彷彿とさせる瀟洒できらびやかな刺繍は「糸の芸術」とも呼ばれています。

 

初心者でも楽しめるリュネビル刺繍のワークショップ

そのオートクチュール刺繍が体験できるなんとも贅沢なイベントが、2月5日から大阪の阪急うめだ本店でスタートします。会期中の魅力は、なんといってもリュネビル刺繍のエキスパートたちを講師に迎えた、バラエティ豊かなワークショップです。


▲「ストライプとボーダーのポーチ」刺繍:Shion(Bleu)、Apollon(Rose) (『はじめてのオートクチュール刺繡: リュネビル針でたのしむ パリ コレクションの世界』より)

「リュネビルの専用針なんて使ったことがない」という方には、「オートクチュール・リュネビル刺繍の体験レッスン」も。リュネビル刺繍用のコンパクトな刺繍枠を開発したアポロンの相馬美保さんが懇切丁寧に教えてくれます(満席のためキャンセル待ちとなります)。


▲「サークルブローチ」制作::Apollon(『はじめてのオートクチュール刺繡: リュネビル針でたのしむ パリ コレクションの世界』より)

リュネビル専用の針を使って作品をつくるワークショップもさまざま。ラベンダーの香り袋お花のブローチをつくるワークショップなど、初心者、初級者でも基本の刺し方を覚えて、作品づくりを楽しむことができます。

 

リュネビル刺繍の指南書を先行発売

そして、刺繍愛好家の方へのビッグニュース。なんとリュネビル刺繍の指南書がこのイベント中に発売されます。イベント会場では、2月8日発売の『はじめてのオートクチュール刺繡: リュネビル針でたのしむ パリ コレクションの世界』を先行発売。いち早くリュネビル刺繍の指南書を手に取ることができます。


▲「蝶々」制作:Yukari Iwashita (『はじめてのオートクチュール刺繡: リュネビル針でたのしむ パリ コレクションの世界』より)

書籍では、普段のファッションに取り入れやすいアクセサリーや小物から、とびきり華やかで美しいヘッドドレスまで、オートクチュール刺繍ならでの作品が多数登場。


▲「花のヘッドドレス」制作:Yukari Iwashita (『はじめてのオートクチュール刺繡: リュネビル針でたのしむ パリ コレクションの世界』より)

専門的なテクニックもわかりやすいプロセス写真で解説、さらにスパンコールやビーズといったこだわりの材料や、専用針、刺繍枠などの道具、その入手先まで紹介されています。

イベント会場でリュネビル刺繍のワークショップに参加し、本を片手につくってみたい作品の材料を探す・・・。美しいオートクチュール刺繍にどっぷり浸れる体験をぜひ。

 

「Haute Couture Embroidery リュネビル針で楽しむ パリコレクションの世界」

会期:2020.2.5(wed)-2.11(Tue)日曜〜木曜:10:00〜20:00、金・土曜:10:00〜21:00
会場:阪急うめだ本店10階『うめだスーク』南街区「セッセギャラリー」
会期中のワークショップは、以下のURLより、申し込みできます。(末尾の数字を1〜11まで変えると、さまざまなワークショップの内容が見られます)
http://hhinfo.jp/entry/honten/event/detail/apollon1
お問い合わせ:06-6361-1381(阪急うめだ本店)

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