手織り布と美しいかごが大集結!「七千の海 二百の民ーフィリピンの布と籠」2019.3.13(Wed)-3.25(Mon)  東京

写真協力:ワサビ・エリシ  文:つくりら編集部

手紡ぎ、手織り、手刺繍。長い歴史のなかで連綿と受け継がれてきた暮らしの手仕事は、国や地域、民族ごとにさまざまな顔を持っています。

東京・羽根木の「ワサビ・エリシ」は、伝統的な針仕事を紹介するギャラリーショップ。「編む」「刺す」「縫う」をキーワードに、国内外の素晴らしい手工芸を集めた企画展は、毎回、興味をそそられるものばかりです。今回、店主の赤松千里さんがスポットを当てたのはフィリピン。豊かな自然に恵まれた7100以上の島々には、100とも200とも言われる民族が住み、民族ごとに個性豊かな衣装があるといわれています。


▲フーシ(バナナの生地)の刺繍ストール。

「今回の展示は、フィリピンの女性たちの手仕事を支援するフェアトレードNGO『パクパク・ナティン』と、膨大な布とかごをもつ『NAYON』のコレクションからセレクトしてお見せしています」と赤松さん。

展示会場には、ルソン、パナイ、ミンダナオの島々で栽培された、芭蕉、亜麻、絹などの原料を使った多彩な手織り布と美しいかごが集まります。なかでも注目はパナイ島で採取される「Pina」(ピーニャ)と呼ばれるパイナップル繊維の布。熟練した織り手でも1m織りあげるのに1週間も要するという希少な布です。

肖像画の女性が纏っているのがピーニャの衣装。一面に精緻な手刺繍が施されたドレスのなんと美しいこと!知られざるフィリピンの手工芸文化にときめいてしまいます。

こちらはピーニャのテーブルリネン。細やかな針仕事にどことなく温かさが感じられます。

展示品のなかには、ピーニャの布に模様を織り込んだ古いシャツも。いったいどんな手法でつくられたのか気になりますね。

迫力満点の織物はミンダナオ島のティボリ族の伝統布。アバカ(マニラ麻)を使っています。

暑い国、フィリピンからやってきた手仕事の品々は、ショールやスカーフ、ハンカチなど、普段づかいで楽しめるアイテムもそろい踏み。自然素材の布は肌触りがよくて、UVカット効果も期待できるそう。これからの季節に向けて暮らしに迎えてみてはいかがでしょうか。

期間:2019.3.13(Wed)-3.25(Mon)
場所:Wasabi-Elisi(ワサビ・エリシ) 
東京都世田谷区羽根木1-21-27 亀甲新ろ60
開催時間:11:00~17:00 (木・金 13:00~19:00) *火曜定休
問い合わせ先:03-6379-2590
ホームページ:http://www.wasabielisi.com
インスタグラム:@wasabielisi

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