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年神様をお迎えする しめ飾り|冬至その2

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制作・文:猪飼牧子 撮影:清水美由紀 文・つくりら編集部

お正月に年神様を迎えるためのしめ飾りは、家内安全や厄除けのためのもの。今ではデザインも豊富ですが、自分で作ったしめ飾りならさらによい年を迎えられそうです。

『二十四節気 暦のレシピ』から、しめ飾りの作り方を紹介します。来年はいい年になるよう願いを込めて、手作りを楽しみましょう。

    

<材料>
A しめ縄(直径20㎝) … 1個
B ハスの実 … 2個
C イネ … 50 本
D マツ … 3~4本
E 水引(紅・白) … 各20本
F ロイヤルコード(金、6㎜幅) … 2m
G ナンテンの実 … 3本
H ナンテンの葉(紅葉) … 2枚
I ナンテンの葉(黄葉) … 2枚
J ナンテンの葉(緑) … 2枚

<用意するもの>
リースワイヤー
ワイヤー26番(茶)を1本

(約縦50× 横20㎝のしめ飾り1個分)
*本数は目安。花材の状態で適宜変える。

<作り方>

【1】ハスの実にワイヤー26 番を通す。

【2】マツをワイヤーでしめ縄に巻きつける。

【3】イネをワイヤーでしめ縄に巻きつける。正面から見たときに穂がきれいに見えるよう高低差をつける。

【4】水引、ナンテンの葉、ナンテンの実の順で巻きつける。ワイヤーは裏面でねじって留めて切る。

【5】ナンテンの実の根元あたりに、のハスの実を巻きつける。

【6】ワイヤーで巻いた部分を隠すようにロイヤルコードを隙間なく巻き、吊るすための輪をつけてでき上がり。

お正月の準備に取りかかる正月事始めは12月13日。しめ飾りを飾るのはこれ以降ですが、現在はクリスマス後に飾る方が多いよう。その場合は12月28日までに飾るようにしましょう。

八がつく日は末広がりで縁起がよく、飾るのにふさわしいといわれています。逆に、29日は二重苦、31日は一夜飾りとされ、飾るのには向いていない日といわれているようです。

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『二十四節気 暦のレシピ』
猪飼牧子・清水美由紀 著

古くから季節を表す言葉「二十四節気 七十二候」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら、ものづくりの楽しみを提案。
小さな変化を繰り返しながら、季節とともに四季をたどっていく植物。その時季の植物をアレンジメントや料理やおやつに生かしたり、心と体を健やかするハーブやアロマを活用したり、ちょっとしたおもてなしの小物をつくったり。二十四節気を植物とものづくりで体感できるアイデアとレシピ120を紹介します。

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