シュニール織/フェイラー、ジャガード織 ドイツ伝統のテキスタイル|『世界の配色見本帳』

世界各地の伝統的なテキスタイルの色に焦点を当てた『世界の配色見本帳』。配色パターンやテキスタイルのデザイン集として学べる新しいタイプの配色見本帳です。ドイツの伝統的なテキスタイルの一例を紹介します。

文:ザ・ハレーションズ 撮影:サカモトタカシ 文:つくりら編集部

「フェイラー」シュニール織

「シュニール」とは、フランス語で「いも虫」の意味。シュニール織に使われる糸、モールヤーンのプクプクとした質感が似ていることから、そう呼ばれるようになったといわれる。シュニール織は、表裏両面とも同じ色柄、柔らかな質感が特徴で、複雑な製織工程を経て織り上げられる。

フェイラーは、そんなシュニール織の代表的ブランド。最大の魅力は色柄の美しさで、保有する糸は約130色にものぼり、ひとつの柄に最大18色使用できるという。繊細なデザインや微妙なグラデーションといったフェイラーならではの美しい表現は、長きにわたってファンを魅了している。

プリント生地/フランスのテキスタイル 書籍シュニール織/フェイラー ドイツのテキスタイル 書籍『世界の配色見本帳』より

▲フェイラーの定番柄「ポピーズ」。黒、紫、ピンクをメインとしたラグジュアリーな配色で、ピンクと紫のグラデーションが特徴。

【配色イメージ】
配色イメージ シュニール織/フェイラー

 

ジャガード織/ドイツ

1804年、フランス人発明家のジャカールによって考案された「ジャカード織機」。この織機を使って織られた生地を「ジャカード」という。それまで手作業で行っていた紋織の糸のパターンを、穴の空いたパンチカードを使うことで自動化し、複雑な紋織が高速かつ正確につくれるようになった。立体的なデザインを細かく織り込むことで、厚みが出て、鮮やかな光沢感のある高級感たっぷりの生地に仕上がる。カーテンなどに使われることが多い。

ジャガード織 ドイツ伝統のテキスタイル 書籍シュニール織/フェイラー ドイツのテキスタイル 書籍『世界の配色見本帳』より

▲セパレーションカラーの白の抜け感がゴールドのフルール・ド・リス(ユリ紋章)を引き立てている。

【配色イメージ】
ジャガード織 配色イメージ

【テキスタイルの問い合わせ先】
フェイラー:フェイラージャパン(https://www.feiler-jp.com)(https://feiler.jp
ジャカード織:緑園(https://ryokuen.tokyo/)(https://www.happiness-shopping.com/

Instagram:@tsukurira0714
Twitter:@tsukurira0714

【書誌情報】
『世界の配色見本帳』
ザ・ハレーションズ著
橋本実千代監修書籍『世界の配色見本帳』世界各国の伝統的なテキスタイルから、配色パターンやデザインを学べる新しいタイプの配色見本帳です。
長い歴史を持つ民族的な織物や染物から、ソレイアードやフェイラー、ローラ アシュレイといった人気ブランドまで、228種のテキスタイルを掲載、配色パターンは955種!
テキスタイルごとに使用色とボリュームを、見た目の印象で置き換えた「配色バー」で示しています。すべての色にはRGBとCMYKの数値を記載しているので、印刷にもデジタルにも対応。基本的な色のしくみや、世界各国のテキスタイルの特徴や歴史的背景も解説します。国旗とは違った各国の独特なテキスタイルを学べて、新鮮な配色を楽しむことができます。クリエイティブな活動に役立つ一冊です。

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