珍奇植物のあるお店 おしゃれなコロッケ店前編 ~珍奇植物LIFEより~

珍奇植物と言われる、姿形に特徴があり、その生態も非常に個性的な植物たちがいま注目されています。
『珍奇植物LIFE ビザールプランツと暮らすアイデア』より、珍奇植物名人たちの育て方の一部をご紹介します。

文:土屋悟・つくりら編集部  撮影:シロクマフォート 土屋悟

ナチュラルなインテリアにしっくりなじむ野趣溢れる着生ラン

観葉植物で見た目をよくするカフェや雑貨は昔からあるものの、それ以上の思いをもって珍奇植物を取り入れている、素敵なお店をご紹介します。

西冨屋コロッケ店& 西冨なつきさん
にしとみやころっけてん 京都府京都市下京区河原町通松原下る植松町735  
電話: 075-202-9837
現在のおもな栽培植物/着生ラン、ビカクシダ
Instagram/@n.natsuki_

多肉質でボリュームがあるバルブを持つセイデンファデニア・ミトラタは観葉植物としても存在感十分。右の壁に掛かるのはシンメトリーな株姿のバンダ。


板に着生させたりバスケット仕立てにすると溢れるように伸びる着生ランの根は、ほかの植物ではなかなか楽しめない観賞ポイント。

デンドロビウム・プリムリナムを流木に着生させ、荒々しい根が伸びるままにした野性味あふれる株姿が、存在感のあるオブジェに。

京都、河原町通り沿い。五条大橋のほど近くにある西冨屋コロッケ店。創意溢れるコロッケといっしょにワインやビールが楽しめる店として人気のコロッケ店だ。その店内の各所には、着生ランの姿が。
白を基調にウッディな風合いを合わせたナチュラルな質感の店内に、流木やコルクにつけた着生ランがマッチし、調和の取れたインテリアになっている。
見れば、随所に置かれたランのいくつかはガラスのフレームに納められてディスプレイされている。
「実はこれ、妻がつくったものなんです」と店主の西冨学さん。奥さんのなつきさんは、ステンドグラス作家で、最近はランやビカクシダなどの植物を飾るためのディスプレイも作っているのだとか。
思いもよらない形に着生するランと、無機質なガラスと金属の意外な出会いが面白い作品だ。

ディスプレイは後編でご紹介します。

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『珍奇植物LIFE ビザールプランツと暮らすアイデア』

気難しい種も多い珍奇植物たち。珍奇植物名人たちの育て方を見たいと思っている人はたくさんいますが、現状栽培法に関しての情報は限られています。
本書は各分野の珍奇植物を育てている名人たちに取材し、どんな環境でどのようなコツをもって旨く育てているかを紹介し、解説していく実用書です。
また、用土、植木鉢などから、高配、育種にまで携わっている人たちの奮闘ぶりも紹介。本当に育てて行きたい人にとってのコツが満載、一歩踏み込んだ珍奇植物の世界をお楽しみください。

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