ベランダと部屋でランを育てる ~珍奇植物LIFEより~

珍奇植物と言われる、姿形に特徴があり、その生態も非常に個性的な植物たちがいま注目されています。
『珍奇植物LIFE ビザールプランツと暮らすアイデア』より、珍奇植物名人たちの育て方の一部をご紹介します。

文:土屋悟・つくりら編集部  撮影:シロクマフォート 土屋悟

ベランダと 部屋に溢れるラン

内村優さん
うちむら・ゆう  園芸・植物歴/4年
現在のおもな栽培植物/着生ラン
Instagram/@mimolette3


ランに限らず部屋中植物が満載の内村さんの部屋。ベランダの植物を取り込む冬はことさら植物の密度が高い。ピンクの花はクロウェシア グレース・ダン。


カトレア ミニパープル。「カトレアは種類によって習性が異なるので咲かせるのが難しいものもありますが、ミニパープルは咲かせやすいタイプ」


クロウェシア ジョーベッツ‘ティンマン’。「着生植物であるランは思い思いの姿で咲くところが好き。なかでも花が下垂して咲くランは特に好きなタイプです」


チシス・ブラクテスケンス。着生させるとバルブが下垂するラン。新しく出た芽の出はじめに花が咲き、開花後に成長してバルブになっていく。

毎月なにかしら 暮らしのなかでランが咲く

タイ旅行に行った際、空港のなかでお土産物として売られていたフラスコ苗*を買ったのがランとの出会いだったという内村さん。
フラスコからの苗の出し方や、その後の育て方を地元のラン愛好家団体に相談に行っているうちに、自分も団体に参加。

「団体に入っていると先輩会員の分け株を譲ってもらえることがよくあります。そうやって、なかなか手に入らないランを栽培できるのは大きなメリット」
しかしおかげで、今はもう置き場が一杯になってしまったそう。また、先輩愛好家から直に指導を受けられるのも大きなメリットだという。

「ネットにはたくさんの情報が出てますが、曖昧なものも少なくありません。実際に、どんな場所でどんな育て方をしているのか。ニュアンスを感じ取りながらリアルで教えてもらえるのは得がたい機会ですね」


ベランダの物干し竿には、洗濯物はほぼ干せない状態。高温性のランが多く「冬前の、部屋に取り込む時期になると入りきるか毎年ドキドキします」

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『珍奇植物LIFE ビザールプランツと暮らすアイデア』

気難しい種も多い珍奇植物たち。珍奇植物名人たちの育て方を見たいと思っている人はたくさんいますが、現状栽培法に関しての情報は限られています。
本書は各分野の珍奇植物を育てている名人たちに取材し、どんな環境でどのようなコツをもって旨く育てているかを紹介し、解説していく実用書です。
また、用土、植木鉢などから、高配、育種にまで携わっている人たちの奮闘ぶりも紹介。本当に育てて行きたい人にとってのコツが満載、一歩踏み込んだ珍奇植物の世界をお楽しみください。

 

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