つくりら文化祭*ワークショップレポート11 | 透明感あふれる姿はアートそのもの!シュガーアーティストyacoさんのアイシングクッキー

撮影:奥 陽子  文:つくりら編集部

「yacoさんはアイシングクッキーの“先生”でもあるけれど、ワークショップのプロデューサーでもあって、ホスピタリティあふれるホスト役」。今年の2月、つくりらでyacoさんのワークショップを体験取材した際、記者が綴った言葉です。

素晴らしいエンターテイナーであり、おもてなしの達人でもあるyacoさん。つくりら文化祭にて準備段階から当日のワークショップまで、その一部始終をご一緒できたなんて!ありがたいご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。

こちらはワークショップが始まる直前の風景。整然と並べられた道具は、ただ美しいだけではなく、使いやすいようにと考え抜かれた配置なのだそう。完璧なしつらいの陰には、気が遠くなるほどの細かな作業と絶え間ない気配りがあることを知り、ただただ敬服するばかりです。

yacoさんが焼いてきてくれた素焼きのクッキー。ワークショップは、ここにアイシングでデコレーションしていく工程から始まります。

コルネと呼ばれる絞り袋を使って、縁取り。生徒さんもさっそく挑戦です。

縁取りが固まったら、柔らかめのアイシングを流し込んで。yacoさんがお手本を見せてくれます。

みなさん、黙々と作業に集中!

山型のクッキーは、ヘラでアイシングをなでつけます。

クリスタルシュガーでデコレーション。

こちらはフードドライヤーのトレイ。「アイシングを早く乾かすためのもので、このトレイに入れると風が出て、ツルッときれいに乾きます」とyacoさんが説明してくれました。

こんなふうに乾かします。

6種類のアイシングクッキーができ上がり、いよいよ木箱につめる段階に。こちらの木箱、まるで誂えたようにクッキーにぴったり。それもそのはず、木材からサイズ、フタの仕様までじっくり検討して、木工職人さんに依頼した特注品なのです。

完成です!こちらは生徒さんの作品。クッキーの下には氷砂糖がキラキラ。なんと緩衝材の役目も果たしているのだそう。ここにも美しさと実用を兼ね備えたyacoさんの美学が息づいているのですね。

関連記事

おすすめコラム