控えめな和菊から鮮やかな西洋菊まで、秋の花活けの代表格|寒露

制作・文:猪飼牧子 撮影:清水美由紀 文・つくりら編集部

明日10月8日から二十四節気は寒露(かんろ)です。

寒露『二十四節気 暦のレシピ』より

野の草花に宿る露は冷たく、空気は澄み渡り、見上げた空は高く、日に日に夜が長くなってきます。

この時季、私たち日本人にとてもなじみのある菊の花が旬を迎えます。菊は昼よりも夜が長くなってくると蕾がふくらむ短日植物。花屋さんには一年中菊の花が置いてあるので、旬の季節がわかりにくいのですが、本来はこの時季に咲く花です。花持ちもよく、色彩も豊かで優秀な花材です。

寒露・菊『二十四節気 暦のレシピ』より

日本の和菊がヨーロッパに渡り、品種改良されたとされる菊は、マムと呼ばれ、菊とは思えない華やかな品種が多数。

ダリアのように大きく艶やかに開くデコラ咲き、花びらが筒状になっているスパイダー咲き、花がまん丸のポンポン咲き、花色がグラデーションになっている複色のものなど。この時季、花屋さんにも多くの種類が並ぶので、ぜひ花活けに使ってみましょう。

*一部、再編集し掲載しています。

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『二十四節気 暦のレシピ』
猪飼牧子・清水美由紀 著「二十四節気 暦のレシピ」古くから季節を表す言葉「二十四節気 七十二候」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら、ものづくりの楽しみを提案。
小さな変化を繰り返しながら、季節とともに四季をたどっていく植物。その時季の植物をアレンジメントや料理やおやつに生かしたり、心と体を健やかするハーブやアロマを活用したり、ちょっとしたおもてなしの小物をつくったり。二十四節気を植物とものづくりで体感できるアイデアとレシピ120を紹介します。

おすすめコラム