おひさま由来の花に、あこがれや思い出を託して

撮影:横田祐美子(STUDIO BAN BAN)  スタイリング:ダンノマリコ 文:太田明子

ヒマワリというと、イタリアの古い映画『ひまわり』(原題GIRASOL)を思い出します。初めて観たのは十代初頭でしたが、のちにイタリアを旅したときも真っ先にロケ地のミラノ中央駅を訪ねたほどです。そして最も印象的だったのが広大なヒマワリ畑のシーン。撮影はウクライナで行われたそうですが、いつの日か、地平線まで続くあの圧巻の黄色い花たちを見てみたいとあこがれています。

いろんなことがある毎日のなかで、夢を忘れず元気で朗らかに生きていくためにも、太陽に顔を向けて咲くこの花が、明るさのシンボルとしてふさわしいと思います。ぜひとも手作りして、暮らしの空間に取り入れてみませんか。

そんなとき役に立つのが、山崎ひろみさんの『紙でつくる ほんものみたいな花と小物』。 植物は、いざ作るとなると念入りに観察するものです。いくつもの花弁や、なめらかでつやつやの(あるいはぎざぎざの)花や葉。その精確さや完璧なまでに美しく形づくられたさまは驚嘆に価し、自然界の不思議を実感します。

作業の最中も、胸をよぎる夢や思い出。想いを託した作品が空間を彩ることで、日々何度でも元気づけられ、心にきっと勇気の花を咲かせてくれますよ。

写真は『紙でつくる ほんものみたいな花と小物』より。

 

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