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花とアンティークと 第9回(前編)|今年の桜前線は?“初桜”で楽しむ とっておきアレンジ5選

名古屋で評判のフローリスト、フラワーノリタケの則武潤二さんと、アンティークと雑貨を扱うTisane infusionの則武有里さんとのコラボレーション・スタイリングです。第9回のテーマは桜。前編では枝もの、後編ではブーケや少しボリュームのあるアレンジメントをご紹介します。

フラワーアレンジ&スタイリング:則武潤二、則武有里 撮影・文:則武有里

桜の季節が到来です! 日本の桜は9種類が基本になり、そこから変種を合わせると100種類以上の桜が自生しているそうです。花屋さんで扱う桜はほんの一握りですが、フラワーノリタケで出会った縁のある桜たち。ぜひともみなさまに会ってもらいたい気持ちになります。

 

アレンジ1 ラフでおしゃれなガラスの保存瓶&薬瓶

まだ寒い早春に一番乗りでフラワーノリタケにやってきた桜は、濃い桃色が美しい寒緋桜(カンヒザクラ)と薄紅色が可愛らしい啓翁桜(ケイオウザクラ)。

寒緋桜は桜の原種のひとつで釣り鐘状の花が特徴です。啓翁桜は固い蕾のまま寒い山形から運ばれてくる桜で、膨らむまでしばらく時間がかかりますが、だんだんと膨らむ蕾をみるのも楽しみのひとつです。

大きなガラス瓶はフランスの保存瓶。口が広いので大ぶりな枝をかっこよく飾る時に重宝します。せっかく背丈がある枝は瓶のサイズ以上に長さを残すと躍動感あふれる雰囲気に。ラベルがアクセントのドイツの薬瓶は口が狭いので華奢な枝や切花の一輪を飾るときに気軽に楽しめます。

花瓶だとつい選ぶのに迷ってしまう花材も瓶だとはラフに飾れます。日頃からひとつふたつ探しておくといいですね。ガラスのゆらめきや灰色がかったガラスの古い質感もよく見るとこれまた美しいのです。

水を入れるときは、茎も固く背丈がある為、水の吸い上げを良くするために枝の半分以上ぐらいは入れた方がいいです。ガラスは全体がすけてみえるので水に浸かる部分は綺麗に葉や芽、花は整理しておくといいでしょう。

 

アレンジ2 動きのある枝で一本勝負!

陶器のボトルに生けてみました。

一本で楽しむときは寂しい印象になりすぎないよう少し動きがあるくらいの枝を選ぶと面白い空間が生まれます。根元で分けてスッキリさせるのも良し、枝分かれを活かして自然のまま手をいれず素朴に飾るのもよし。陶器の色を揃えると花や枝の本数が少なくても統一感がでます。

 

アレンジ3 上じゃなくて横に寝かせてみる

スペースがあるなら、こんなふうに気持ちよく広がりを出して飾ってもいいですね。

器は基本水さえ漏れなければなんでもいいと思います。ということで、昔イギリスで使われていた湯たんぽを使ってみました(笑)。形は違いますけど、日本も似た陶製の湯たんぽですよね。物置を覗くとこんな面白い再発見があるかもです!

フキノトウをちょこんと飾るのもあり(これは番外編)。

 

アレンジ4 お手製ベース+メッセージでおもてなし

防災サイトで「新聞紙でスリッパを作る」を見て、ラッピング用紙でつくってみました(笑)。ポケットは足先を入れる部分です!

4月のお祝いやチョツトした気持ちを伝えるメッセージなどをステンシルしてみてはいかがでしょうか? 花はこの時期にしかない桜を入れて。

英文字はフランスで仕入れてきた古いステンシルのイニシャルシートを使いました。素材はブリキ。使っても吊り下げ飾っても可愛い小さな道具です。

 

アレンジ5 リネンのシーツを“花瓶”の代役に

カーテンのように壁から吊るしたのはリネンの大きなシーツです。ギュッとリボンで結び、その中に小瓶を吊るして河津桜(カワズザクラ)を飾ってみました。

リネンシーツにボリュームがあるので部屋のワンコーナーで楽しめます。テーブルが小さくて花が飾りたくても置けないときにも使えそうです。

後編では、桜や春の花を使ったブーケやアレンジメントをご紹介します。お楽しみに!

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