東京・銀座で、“組紐三昧”。「道明」の洋装小物 「“DOMYO” 2018 COLLECTION」 2018.4.26(Thu) – 28(Sat) 東京

写真協力:有職組紐 道明  文:つくりら編集部

「DOMYO(どうみょう)」は、組紐を使った洋装小物のブランド。1652年創業の老舗、「有職組紐 道明」が手がけています。「日本の伝統技術を持って世界中の方々に使っていただける製品を」という願いを込めて、10代目当主の道明葵一郎さんが立ち上げました。

2015年、手芸誌の取材で「道明」を訪れたとき、東京・上野池之端の店舗は改装中、そしてまさしく、この「DOMYO」が産声をあげた瞬間でした。

 

2018年のテーマは「正倉院の組紐」

「DOMYO」は、2015年4月にファーストコレクションを発表後、毎年、一歩ずつ、新作コレクションを積み重ねてきました。4シーズン目となる2018 年のテーマは「正倉院の組紐」です。

正倉院といえば、奈良・平安時代を中心に多数の美術工芸品が収蔵されている“宝庫”。国際色豊かで華やかな文化が花開いた奈良時代に、中国を辿ってインドやペルシャから伝わった宝物が眠っていることでも知られています。

その正倉院には、なんと1,000年以上も前に作られた組紐が、1万点ほど納められているのだとか。

今回の「“DOMYO” 2018 COLLECTION」では、飛鳥・奈良時代の組紐の大陸的で力強い色彩、柄を、現代のネクタイやボウタイに取り入れたといいます。

「正倉院の組紐をテーマとしたシリーズは、当時の色彩と柄をダイレクトに用いたものもあれば、色彩を現代的に再解釈したものなど様々な表現を試みています。特にガラス玉を組み込んだ玉帯と呼ばれる組帯を参照したボウタイは豪華な一品となっています」(道明葵一郎さん)

 

デイリーに楽しめるブレスレットも

そして、本年もうひとつのイチ押しは、組紐でつくったブレスレットシリーズ。

日々の暮らしに気軽に使えるような一品としてデザインしたそうで、金糸銀糸を多用したアクセサリー感覚で身につけられるものや、シルクの色糸を多色使いしたカジュアルなものなど、バリエーション豊かに展開されるそう。

 

「伝統」は「革新」の連続

「伝統というのは革新の連続だと思っています。歴史を引き継いでいくのは先人たちへの、またお客様へのマナーだと思っています」。

これは4年前、取材時に語ってくれた道明葵一郎さんの言葉です。伝統を貫く「帯締めの道明」も、革新的な「DOMYO」も、つまりはここでつながっているんだと納得。

日本の伝統技術を表現する“かたち”は、時代の流れとともにしなやかに変化していきます。けれども、その根っこは変わりません。ゆるぎないものとして、時を越えて、未来へとつながっていくのだと。

走り始めて4年目の「DOMYO」が、ずっと先の未来の人たちへの“宝物”となっていったら、どれほど素晴らしいことでしょう。それはまさしく、正倉院の宝物を、今、私たちが愛でているように。

「“DOMYO” 2018 COLLECTION」会期中、東京・銀座の別会場にて「第45回 道明組紐作品展」も同時開催。こちらでは、組紐の体験教室や実演、組糸や製品の販売などもあるそう。

大型連休直前、東京・銀座で、“組紐三昧”。「伝統」も「革新」もたっぷり吸収しながら、日本の美のかたち、粋なスタイルに触れてみませんか?

「“DOMYO” 2018 COLLECTION」 
期間: 2018.4.26(Thu) – 28(Sat)
場所:銀座アートスペース
東京中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル4F
開催時間:10:30〜18:00(28日は16:30 閉場)
問い合わせ先:tel:03-3831-3773(道明)
URL:http://domyo.co.jp
*入場無料、展示品も購入可能、在庫のないものはオーダー可能。

「第45回 道明組紐作品展」
期間: 2018.4.26(Thu) – 28(Sat)
場所:銀座フェニックスプラザ
東京中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館2階
開催時間:10:30〜18:00(28日は16:00 閉会)
問い合わせ先:tel:03-3831-3773(道明)
URL:http://www.kdomyo.com

「DOMYO 神楽坂GALLERY」のご案内
こちらは東京・神楽坂の路地裏にオープンした「DOMYO」のギャラリーです。
東京都新宿区神楽坂4-2-4
営業日:水・木・土 11:00〜16:00
TEL:03-3831-3773
*NEW COLLECTION発表展示会開催に伴い、4月25日(水)、26(木)、28(土)は休みになります。

 

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