オートクチュール刺しゅう サークルブローチ

オートクチュール刺しゅうは、パリ・コレクションに代表されるような有名なメゾンに愛されてきた伝統刺しゅうです。その美しさを支える代表的な技法がフランスのリュネビル地方発祥とされるリュネビル刺しゅう。ビーズやスパンコールを用いた、立体的できらめく美しさが魅力です。『はじめてのオートクチュール刺繍』から紹介します。

刺しゅう:Apollon 図案デザイン:gris 撮影:近藤伍壱(ROBINHOOD)、天野憲仁(日本文芸社)  文:つくりら編集部

らせん状にスパンコールとビーズを刺し並べるには均一にクロシェを使う必要があります。
白い六角形のビーズは、進行方向に気をつけて、きれいな模様をいかしましょう。

 

BROCHE DE CERCLE サークルブローチ

 
サークルブローチ『はじめてのオートクチュール刺繡』より▲上から Matin, Nuit

でき上がりサイズサイズ:3.5×4㎝
*推奨クロシェ #80 

Matin  (上)
<刺しゅう材料>
内角ビーズ11/0/ディアモンテシルバー…約80個(P)
スパンコール/4mm平/ソレイユシルバー…約35枚(P)
チェコビーズ11/0六角/シルクホワイト…約160枚(P)
フィラガン#100(白)
オーガンジー(白)
<その他の材料>
ブローチ金具
プラスチックシート
レザー 
両面接着シート

Nuit (下)
<刺しゅう材料>
パール2mm/301(メタリック金)…約70個(T)
丸小ビーズ/249(緑)…約60枚(T)
スパンコール/4mm平/メタリックベースグレー…約160枚(P)
フィラガン#308(エクリュ)
フィラガン#879(ピーコックグリーン)
フィラガン#180(黒)
オーガンジー(白)
<その他の材料>
ブローチ金具
プラスティックシート
レザー 
両面接着シート

 

MATÉRIAUX リュネビル刺しゅうに必要な材料

リュネビル刺しゅうでは、材料が糸に通ったものを用意します。
スパンコールや刺しゅう糸はオートクチュール刺しゅう専門店に多くそろっています。

リュネビル刺しゅうに必要な材料『はじめてのオートクチュール刺繡』より

ビーズ
糸さえ通れば、刺しゅう針が通らないような小さなビーズも刺すことができます。はじめは、丸小程度の小さすぎないものからチャレンジしてみましょう。
海外と日本でサイズ表記や大きさに微差はありますが、11/0=丸小[a]、13/0=特小[b]が目安です。

スパンコール
中央に穴が空いている、カップ型の「亀甲(きっこう)」(cuvette/キュベット[C])と、フラットな「平ひら」(paillette/パイエット[D])があります。サイズは直径であらわし、本書では4mmをもっとも多く使っています。
初心者はやや大きめのものや、オーガンジーごしにも見やすい色のはっきりとしたものが刺しやすいでしょう。

刺しゅう糸
もっともよく使われるのは「フィラガン」というロウ引きコットン糸[e]。とても細く、割れにくいため刺しやすいです。
華やかなギッターマン社のラメ糸は、一般的なもののほかにフィルムタイプも[f]。シルクミシン糸[g] )はやや太いため、慣れるまでは#90がおすすめです。
25番刺しゅう糸を使う場合もありますが、割れやすいため、ていねいに刺しましょう。

刺しゅう生地
オーガンジー以外にリネンなど透けない生地を使うこともできますが、はじめは生地の下に置いた手が透けて見える白いオーガンジーがおすすめです。素材はポリエステルやシルクが選べます。生地をいかしたポーチなどには高級感があり強度もあるシルクを、練習や全面を埋めるアクセサリーなどには安価なポリエステルを使い分けてもよいでしょう。

 

レシピの材料表記について

レシピ記載の材料は以下の省略を使用しています。

販売店
(P)=小さな手芸屋さん
(A)=Apollon
(T)=TOHO

*販売店の詳細やそのほかの材料については本書のP.95「ショップリスト」をご参照ください。
*掲載している材料は廃盤などにより取り扱いがない場合もあります。

つくり方の詳細は、本書掲載の作品の図案をご参照ください。

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『はじめてのオートクチュール刺繍』
制作協力:Yukari Iwashita、監修:Apollon『はじめてのオートクチュール刺繡』よりオートクチュール刺しゅうは、パリ・コレクションに代表されるような有名なメゾンに愛されてきた伝統刺しゅうです。その美しさを支える代表的な技法がフランスのリュネビル地方発祥とされるリュネビル刺しゅう。ビーズやスパンコールを用いた、立体的できらめく美しさが魅力です。
オートクチュール刺しゅうのテクニックを、わかりやすいプロセス写真で解説します。ひとつひとつの動作や、テクニックの仕上がりイメージもわかりやすいでしょう。また、道具や材料を入手できるショップも紹介しています。
はじめの人にもトライしやすく普段のファッションに取り入れやすいアイテムを掲載。さらに、とびきり華やかで美しいヘッドドレスなどオートクチュール刺しゅうならではの魅力が伝わる作品もご紹介します。

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