感謝の気持ちを未来につなげて。人生はより楽しく、より豊かになっていく。|Favorite things 第6話(後編)

前編では、願いごとを叶えるために麻衣さんが実践している3冊のノートのことや新月や満月のときに行っていることをお伝えしました。後編では、実際に「引き寄せた!」と、夢が叶ったいくつかの出来事のお話です。

撮影・文:村川麻衣

20代の半ば『ザ・シークレット』という本を読んだことがきっかけで知ることになった「引き寄せの法則」。実際に「引き寄せた!」と自分でも驚いた出来事をいくつかお話しします。

 

暮らすように過ごす

「いつかイギリスに住む!」という私の願いはまだ叶っていませんが、初めて訪れたイギリスの古い街並みや自然の美しさに心動かされ、帰国した3日後にイギリス人の彼に出逢いました。彼と出逢ったことでイギリスでの日々を暮らすように過ごすことができました。

週末は大好きな蚤の市へ出掛け、お気に入りのカフェでコーヒーを飲み、スーパーでお買い物をして料理をつくり、食後に散歩して。そんな時間は、最初にイギリスに恋をしたときに夢みていた時間そのものでした。

 

世界を旅する

2016年9月1日の新月の時に書いていた願いごとに「私は仕事でもプライベートでも色んな場所へ行けて幸せです。」と書いていました。34歳までハワイと台湾しか行ったことのなかった私が、その後3年のあいだにイギリス・ウェールズ・フランス・イタリア・オランダ・ポルトガル・韓国・台湾・フィリピン・ヴェトナム・アメリカへ行きました。

日本から一歩外へ出た途端、言葉が違い、文化が違い、電車やバスに乗るのもレストランで食事を注文するのも、ドキドキしたり、ひと苦労したりします。日本では当たり前のようにできていることに、勇気がいるのは不思議な感覚です。予想外の出来事もたくさん起こりますが、最近は何が起きても楽しめるようになりました。経験は人を強くすると思います。

上の写真はアムステルダムで最初に訪れたカフェ、Cafe Kale。滞在先のホテルの近くを歩いて、偶然入ったお店です。オランダと言えばチューリップ。案内されたテーブルに赤いチューリップの花が飾られているのを見て「オランダに歓迎されてる!」と思いました。

下の写真はホーチミンの滞在先のお部屋で撮った1枚です。ちょうどこの頃、引っ越し願望が強く、「こんな部屋に住めたら…!」と理想的なお部屋に出逢ってしまったのでした。

ロサンゼルスではLyftという配車アプリを使って、初めてタクシーに乗りました。運転手さんがラジオを聞きながら、ご機嫌に鼻歌を歌ったり笑ったりするから、私まで楽しい気分をもらえました。目の前にダウンタウンの高層ビルが飛び込んできたとき、「思い切ってここに来てよかった!」と思った瞬間でした。

 

香港の雑誌に掲載

「月森文さんの詩が世界的に注目されることになりました。ありがとうございます。続けてよかったと思える場面に沢山出逢い幸せです!ありがとうございます!」

「月森文(つきもりふみ)」というのは、詩人として活動しているほうの名前です。この一文は気持ちが強かったのか、「ありがとうございます」を2度も書いていました。約1年後、香港の『OBSUCURA』という素敵な雑誌で14ページにわたり詩と写真を掲載していただききました。海外の方の目に留まったことは、とても大きな喜びでした。

 

遊びが仕事に繋がる生き方

2017年7月23日の新月では「私は遊びがすべて仕事につながるような、楽しい生き方にシフトすることを意図します。」と書きました。

数年前にカフェで知り合ったパリ好きな方と一緒に、イギリスとフランスで出逢ったものを展示販売することになったり、あるイベントのためにつくった詩集がきっかけで来年の春に詩の展示のお話をいただいたりと、2年経った今、そんな生き方の途中にいることを実感しているところです。

12月26日に山羊座で今年最後の新月を迎えます。新月は新しいことを始めるのにとてもいい日です。12月の慌ただしい時間の中で、立ち止まり、今年を振り返り、来年のしたいことを考えるきっかけになれたらうれしいです。

毎分毎秒あちこちにたくさんのサインやチャンスが溢れていると思います。そのサインに気づいて、思っていることをどんどん引き寄せていけたら、人生はより楽しく豊かになっていくと信じて。

 

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