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5つのステッチでできる annasの刺繍工房

著者:川畑杏奈

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紙にぷすりと穴あけて。紙刺繡ならではのミニマルさが新鮮!

酒井絢子(編集ライター)

桜色のマーメイド紙に刺繍が施されている表紙の写真からもわかるように、布だけでなく紙へ刺繍する手ほどきも載っている本書。紙刺繍は、下絵に沿って直接針を刺していく布への刺繍と違い、まず下絵の上にステッチ穴をあける作業が必要です。この穴をあける道具は針でも代用できるけれど、目打ちが持ちやすくて便利。カッティングマットの上で、ぷすり、ぷすりと刺していきます。

 

ぷすり、と穴があく感覚は気持ちがいいものです。布に針を運ぶ柔らかで流動的な作業と違って、張りのある紙に真上から刺すのはリズミカルでちょっと楽しい。下絵の線の上、これから糸が通っていく道筋を、お先に一歩一歩、丁寧に足跡をつけていく感じ。いざ、刺繍をする際はその足跡を追っていきます。

 

刺繍を施そうと選んだ紙だからこそ、穴をあける数はできるだけ少なく。本書の図案上にはステッチ穴の位置までもきっちり記してくれてあるので、穴をあけすぎてせっかくの紙がボロボロに…なんてことも回避できますよ。

 

「紙に穴をあける作業があるからこそ、紙刺繍では使えるステッチの種類に限りがあります。けれどその制約こそが新しいデザインを生み出すきっかけにもなりました。」と、川畑さんは本書の冒頭で語ります。

 

限られたステッチで考えられた図案は、布への刺繍のために描かれたそれとは少し印象が違います。直線的で、北欧のデザインを思わせるようなミニマルでシンプルなもの。さっぱりと簡略化された可憐な花や葉のモチーフは、フラットな紙の表面にもよく映えます。

 

「布に刺すとき」「紙に刺すとき」両方の基本がわかりやすく細やかに解説されているので、どちらかが初めて、もしくはどちらも初めて、という方でも安心。同じ図案で布と紙、ベースの素材違いを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

概要

使ったステッチは5つだけ。布だけでなく、紙にも刺せる図案を紹介。

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