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暮らしの本
見せたくなるほどかわいい 手編みのくつした
著者：日本文芸社＋編
初めてくつしたを編む人の強い味方に
読んだ人：庄司靖子（編集者）
ソックニッター。編み物をする人にとってちょっぴり憧れの言葉。なぜかというと、難しそうなくつしたを編めるってすごいなと思うから。手編みのくつしたはかわいくて、文字通り暖かい。そして編んだ人は達成感とともに必ずこういう――「楽しかった！」。だから、ソックニッターとまでいかなくても、編み物をする人は一度はくつしたを編んでみたいと思っている。
これまで、くつしたを編みたくてもなかなか編めなかったのは、立体的なかかとをどう編むのか、編み図を見ただけではわからず、編む前に諦めてしまったからではないだろうか。あるいは、編み始めてみたものの、どこを編んでいるのかわからなくなったからかもしれない。
『見せたくなるほどかわいい 手編みのくつした』は、それらを解決してくれる本。冒頭、編み方のポイントとして、くつした編みが「足首」「かかと」「足先」の３つのブロックに分かれることを教えてくれている。難関と思われがちなかかとは複雑にせず、あとからとじるつくり。そして編む人が迷子にならないよう、編み方の工程を丁寧な写真で解説。順を追って編んでいけば必ず仕上がるように導いてくれている。さらに、動画解説もついているので、くつしたに初めて挑戦したい人の強い味方になってくれる１冊だ。
実はこの本を担当した編集者は、くつした編みに挫折した経験があるという。細い糸で編み始め、なかなか進まなかったことと、かかとの編み方を理解できなかったからだ。そのときの経験を生かし、必ず完成させられるよう、わかりやすい本にすることにこだわった。そして、この本をつくる過程で自身もくつしたを編めるようになった。
くつしたは２枚編んで完成。１枚目でわかりづらかったところもすぐに２枚目で確認・復習ができる。はじめは「基本のかわいいくつした」を編み、慣れてきたら、デザイン性の高いくつしたに挑戦するのもいいかもしれない。
概要
丁寧な解説と動画付きで、初心者でも編めるくつしたを紹介。基本のくつしたからレッグウォーマーまで30作品。キッズサイズも。
詳細情報
書籍名：見せたくなるほどかわいい 手編みのくつした
著者：日本文芸社＋編
ページ数：96ページ
判型：B5変型判
発売日：2016年10月
定価：1,404円（税込）
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