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花とアンティークと 第4回(後編)|フラワーノリタケ&Tisane infusion ハロウィンのアレンジメント

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名古屋で評判のフローリスト、フラワーノリタケの則武潤二さんと、アンティークと雑貨を扱うTisane infusionの則武有里さんとのコラボレーション・スタイリングです。第4回の後編では、ハロウィンのアレンジメントに加え、コサージュ風の小さなブーケも登場します。

フラワーアレンジ&スタイリング:則武潤二、則武有里 撮影・文:則武有里

秋を感じるアレンジです。今回はアレンジにぴったりお似合いの上に置いてみました。何処に何を入れたか忘れてしまうほどたくさんの引き出しがあるイギリスの引き出しです。タイサンボクの葉色と引き出しが同化していて、まるで引き出しから葉っぱが生えたよう。なかなか面白い組み合わせになりました。

花を生けたのは、タイサンボクの葉をスポンジの周りに重ねて貼り付けただけの即席の花器です。もちろん、ハロウィンなので小さなカボチャも忍ばせてあります!横に長い土台はとてもアレンジしやすいです。まずはタイサンボクの葉の下の方を平らにカットして、さっくりとスポンジ全体を埋めます。

後は順番に花と実を刺していくだけ。高い花、低い花とお隣さんに気をつけながら、ちょっと重なっていても飛び出していても大丈夫。あまり小さなことにはこだわらず、花の顔が良く見えるよう向きだけ気にしてあげるのがポイントです。

左のカボチャから時計まわりに、カザリカボチャ、タカノツメ、キイチゴノハ、ワレモコウ、メラルウカ、バラノミ、マリーゴールドツボミ、コスモス、ガイラルディア、キイチゴノハ、真ん中の赤い実はザクロ、その右隣りはマリーゴールド

そして、小さなコサージュ風のブーケを。

庭のクレマチスの花が終わり、枯れた蔓の先でホケホケした種がついていませんか? お庭で摘める方は忘れずに収穫してください。花屋ではこれまた時期が短いので、ぜひ、のぞきに行ってみてくださいね。

白い妖精のようなクレマチスの種と明るい緑が美しいゼラニュームの小さな、小さなコサージュです。水につけるわけではありませんのでこのまま枯れてしまいますが、“妖精”はこのままドライフラワーになってくれます。

庭の整理で葉を落とす時など処分してしまう前にちょっとした楽しみにしてもらえたらと思います。

右側の器の赤紫の葉は、カタバミ。カタバミも雑草のごとくはびこってしまうので、間引くときにくるりんとまとめるだけで、絵になる1枚に収められるのではないでしょうか。

左端からクレマチスノタネ、ゼラニュームノハ、クサボタン、フウセントウワタ、カタバミ

最後に、おまけのアイデアをひとつ。

造形の神様にギザギザの切れ目を入れてもらったゼラニュームの葉はとても簡単に押し花ができます。葉も肉厚でしっかりしているので神経質にならず本に挟んでおくと数日ででき上がっています。

素敵な洋書を広げて散りばめて置くだけで素敵なワンコーナーに変身しますよ! 

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