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かぎ針編みでつくる、おしゃれな動物のインテリア

著者:ヴァネッサ・ムーンシー

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シックなかわいさが魅力的! 英国生まれの動物たち

酒井絢子(編集ライター)

ニットによるハンティングトロフィーを提案した本書。ハンティングトロフィーとは、その名の通り元々は狩猟の動物を剥製にしたものだけれど、本書ではハンドメイド、それもニットという手法により、あたたかみのあるインテリアとなって壁を飾る。

 

「童話に出てくる悪そうな狐やうさぎ、ファンシーさでなくリアリティを追求した羊など、日本人にはない感性が魅力」と担当編集者。その作品たちを「イギリスらしい辛口なかわいさ」とも語る。

 

“かわいい”だけではインテリアに馴染みにくいけれど、この辛口具合が空間をお洒落にランクアップさせてくれそう。裏表紙の真っ黒なくまの、どこぞを見据えた目線にも、グッとくる。

 

かぎ針編みに挑戦したことは片手で数えるほどしかなかったけれど、写真の動物たちに誘われて、久しぶりに編んでみようという気になった。何十年も前に編み物教室に通っていたことがあるという母を呼び、一緒にねずみを作った。

 

だんだんとフォルムが出来上がっていくたび、お手本との違いに二人で笑いを噛み殺す。結局、本書のねずみのように可愛らしいものはできなかったけれど、編んだ過程を思い出すことも含めて、見るたびに笑顔になれるお気に入りが完成した。誰がなんと言おうと、愛おしい。

 

作ってみて気づいたのは、生き物を模したハンドメイドは自分で作るからあたたかみが出る、というだけでなく、たったひとつの表情が生まれるということ。しかもそれがニットだからこそ、狩猟の動物さえも思わず撫でたくなるようなかわいさに仕上がるのだろう。

 

我が家のねずみはファニーフェイスで、むしろ心があたたまりすぎるインテリアになっちゃったけれど、それもよし。今度はくまに挑戦してみようかな。

概要

インテリアとして人気の動物の壁飾り、アニマルトロフィーをニットで提案。シンプルな編み方で、シック&キュートな作品が勢ぞろい。

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