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花とアンティークと 第12回 (後編)最終回|ハーブのベスト3は、ミント、ローズマリー、ゼラニウム。抜群に香りがいいので花束やアレンジにおすすめです。

名古屋で評判のフローリスト、フラワーノリタケの則武潤二さんと、アンティークと雑貨を扱うTisane infusionの則武有里さんとのコラボレーション・スタイリングです。最終回はハーブのお話です。

フラワーアレンジ&スタイリング:則武潤二、則武有里 撮影・文:則武有里

フラワーノリタケでは、この時期たくさんの種類のハーブが入荷します。花ものではカモミール、オレガノ、セージ、ルーなどいろいろ。お行儀よく形が揃った切り花の中に混ぜるだけで、ずいぶん工夫をしたみたいな面白さを出すことができます。放任でも育つ強さ、素朴で自由な動きがそう見せてくれるのではないでしょうか。ですからどんどん旬なハーブを取り入れて楽しんでほしいです。

 

アレンジ1 ハーブのモリモリロングアレンジ

ゆっくり過ごせる休日のランチ、家族と友人と美味しい夕食を囲むシーンをイメージしました。この時期だからこその瑞々しさや緑の美しさが輝き、ハーブの香りがテーブルの上に溢れます。美しい花と香りに癒やされてみてはいかがですか?

柳で編まれたバゲット入れにセロファンで包んだ吸水性スポンジを入れます。背の低い切り花で十分なので庭で育てたハーブも大活躍!

まず、ミントやゼラニウムの緑で全体を埋めます。シルバーリーフといわれるシロタエギクやラムズイヤーは、高低差のない控えめなアレンジに加えると、メリハリが生まれます。ベアグラスでサワサワと動きを出して、色のアクセントに、アーティチョークの紫、ラズベリーの赤、ブルベリーの緑を入れれば完成です。

レモンは、そのままでも、半分に切っても、置くだけで可愛いし、間が埋まるので重宝しています。

使った花材は、左上から、ラムズイヤー、クレマチス、シロタエギク、ゼラニウム、左端の真ん中から、ミントクレマチスの種、その上はクラマゴケ、その下は ヒメミズキ、グリーンミスト、その下の細い葉はベアグラス、レモン、フォックステール、アーティチョーク、ニンジンの花、左端の下から、ブルーベリー、パセリの花、ラズベリー

 

アレンジ2 麦わら帽子のアレンジ

麦わら帽子を被って元気よく海や山にでかけたい!そんな願望はあるのですが、なかなか行動に移せないときは、せめて麦わら帽子だけでも眺めていたい。短い夏を満喫する、この時期限定のアレンジメントです。

帽子のアレンジも、モリモリテーブルと同じく、吸水性スポンジをセロファンで包みます。吸水性スポンジがなければ、帽子のくぼみに合う器に水を入れても大丈夫。

まず、帽子のくぼみをたくさんの緑で埋めます。それから花ものをバランスよく挿します。あまり緑を大きくしすぎると帽子のつばが窮屈な感じになるのでくぼみから少し飛び出すくらいがバランスがいいと思います。

使った花材は、左端の上から、ブルーベリーの葉、ルドベキア、クレマチス、ユーカリ、ゼラニウム、左端の下から、トルコキキョウ、モナルダ、ジニア、ナツハゼ、スカビオサ、グリーンスケール

もっと簡単に帽子と花をコラボさせたいときは花と葉をリースのように帽子の周りをくるり一周させるだけで、いつも見慣れた麦わら帽子が変身です。

 

アレンジ3 アジサイのドライフラワー

これは、前回のお話で紹介した青いアジサイ。ドライにしてみたら、綺麗に青色が残っていたので、写してみました。

色は生のときと変わらず綺麗に残ってくれます。ただ、花弁が広がった状態では乾燥しませんので、かさが減り、縮んでしまうため、集めてみると随分と少なくなりました。大きなガラス瓶に飾るときは花弁を貯めていくと見ごたえのあるドライフラワーになると思います。

ガラスのボトルに詰めたり、お気に入りのプレートに広げてみてはいかがですか? 赤やピンクの華やかさはありませんが、鮮明な青の彩りはこの季節にはぴったりです。エッセンシャルオイルを振りかければ香りの楽しみ方ができます。

 

最後に。みなさま一年間、ありがとうございました!

読者のみなさま、一年間ありがとうございました。

連載のお話をいただいたいときはできるのか?私が? 大袈裟かもしれませんが未知の世界に飛び込み、つき進んでいったことがつい先日にように思い出されます。それが一年前だなんて・・・。信じられません!

このような大きな舞台で発表することに緊張し、さらに文章を書くという難問。夏休みの宿題なら必ず作文と読書感想文が後回しになっていたこの私が「花とアンティーク」を一年続けられたのは、やはり長年愛してやまない古い物たちと潤二さんの確かな目で仕入れられた新鮮な花を一緒にスタイリングしてご紹介するというテーマだったからだと思います。

古いものの良さは一言では言い表すことは難しいですが、人の手でつくられていることもひとつだと思います。そして中には時代も国もわからないけれど、なぜか心惹かれるものたちまであります。そんな幅広い?底なしの魅力があるものたちを手にとっていただき、これを機会に古い器やガラス、籠にお花を飾ってみよう思っていただけましたら嬉しいです。

特別な日ではなく、毎日の暮らしの中で使われてきた物たちです。美しくないわけがありません。そんな美しいものと花との結びつきを毎月紹介させていただきました。皆様もどうぞこれからも暮らしの中で大いに花を楽しんでください。一年ありがとうございました。

心から楽しませてもらいました。則武有里

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