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パリジェンヌのあこがれ、“ギャルソンヌ”になるためのレッスン

著者:ナヴァ・バトリワラ

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最近気になる「ギャルソンヌ」という生き方とは?

読んだ人:酒井絢子(編集ライター)

「ギャルソンヌ」―――それは知的で、優雅で、自立した美しい女性のこと。「ギャルソン(フランス語で少年の意)」の女性形で、1920年代、パリの社交界を舞台にマニッシュな装いを見事に着こなす女性たちを称賛して生まれた造語です。

 

「自分のものの見方がすべてだということをしっかりと理解しなくてはならないわ。自分をごまかすのは難しいのよ」とは、 現代のギャルソンヌのひとり、クリス・キム(ラ・ギャルソンヌ創設者・オーナー)の言葉。彼女を含む14人の女性へのインタビューが本書の軸になっています。

 

自分をごまかさず生きるギャルソンヌたちは当然、取り繕う、ということをしないようです。素顔を濃いメイクで隠したり、異性の気を引くために服を選んだりはしないし、住む部屋やアトリエも、撮影だからと取り立てて片付けたりもしない!

 

写真からもそれがよくわかります。どこかゆるい雰囲気があって親しみすら感じたりもするんだけれど、彼女たちのセンスがめいっぱい詰まった服やモノの数々が絶妙なバランスで組み合わされていて、洗練そのもの。取り繕ったりしなくても、ありのままが十分に魅力的なのです。

 

ありのままが被写体として様になるなんて、まったく別次元の世界だわ、なんて臆するべからず。彼女たちのインタビューを読むとなんとなく身近に感じられちゃう部分もあったりします。「メイクにメイベリンの手頃なマスカラを愛用」(ケイト・スペード ニューヨーク ブランド・クリエイティブ部長)、「デザインの美しい靴はあえて買わない。まねしたくなっちゃうから」(シューズデザイナー)、「とんでもない服や家具を選んだこともあるし、ひどい作品を作ったこともある」(アーティスト)・・・。

 

へぇ〜と思うと同時に、彼女たちは皆、価格やブランドに関係なく自分にとって大事な意味を持つものを見出して愛し、失敗や自己批判を重ねたうえで、スタイルを確立していったのだということが見えてきます。ギャルソンヌの言葉のそこかしこに、たくさんのヒントが散らばっています。

 

まずは自分の気持ちに純粋になって、本当に大切なものを絞り込んでいこうかしら。そんなふうに前向きな取捨選択をはじめたくなる一冊です。

概要

「ギャルソンヌ」とは「私らしく」生きる女性のこと。海外14人の女性に、ファッションやライフスタイルを取材。おすすめアイテムやブランドも。

詳細情報

書籍名:パリジェンヌのあこがれ、“ギャルソンヌ”になるためのレッスン

著書:ナヴァ・バトリワラ

ページ数:192ページ

判型:判型A5判

発売日:2017年5月

定価:1,620円(税込)

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