天然素材で色遊び。加賀友禅作家・斉藤道代さんのストール 「Ams,Tram,Gram by SAITO STUDIO」 2019.3.21（Thu) – 3.30（Sat）東京
更新日： 2019/03/09
写真協力：組む東京（撮影：須賀浩二） 文：つくりら編集部
「もうすぐ春ですね♪重いコート脱いで出かけませんか？」春一番が吹く頃に決まって思い出す古い歌のフレーズ。冬服を卒業したとたん、欲しくなってしまうもの。それは春風をやさしく含んで、ふわりと体を包んでくれる、軽やかなストール、ではないでしょうか？
東京・馬喰町のギャラリーショップ「組む東京」で、３月21日から始まる「Ams,Tram,Gram by SAITO STUDIO」は、加賀友禅作家・斉藤道代さんのストールの展示会です。
斉藤道代さんは、石川県金沢市を拠点に25年以上にわたって加賀友禅の創作活動を続けてきた作家。2010年に「Ams,Tram,Gram（アムストラムグラム）」のブランドを立ち上げ、加賀友禅の伝統と文化、技術を継承しながらも、素材にこだわり、現代的な色彩と意匠で、独特の世界観を表現しています。
「自分が身につけたいもの
天然素材であること
自分の感性のままに描くこと
心から好きな色遊び
重ねや滲みを楽しみながら
自由に…」
これは斉藤さんのSNSに綴られていた言葉です。「思いのままに描いているから、色たちが魅せる表情は自由自在」など、どの投稿からも楽しんで制作している様子が伝わってきます。
作家への温かなまなざしと確かな審美眼で、毎回、チャレンジングな企画展を世に放つ、「組む東京」代表、キュレーターの小沼訓子（こぬまのりこ）さん。その小沼さんが、「ぜひ、実物を見に来てほしい」といちだんと情熱を注いでいるのが、この斉藤さんのストールなのです。
「色彩と素材の、夢見るような美しさに目を奪われる。それが斉藤道代さんのストールとの出会いでした」と小沼さん。
「命と自然への賛歌が聞こえてくるような力強さと、ご自身のエネルギーを解放する自由な表現は、この作り手の人生そのものなのだと、後に知ることになるのです。春の息吹に満ちる季節に、斉藤さんの作品を一堂に集めます」（小沼さん）
「ふわりと柔らかくて、どこまでも気持ちが良い」。
そんな斉藤さんのストールに春一番に会いに行きたいなあ。真っ白いブラウスを着ていって、美しい色彩が映えるように。
期間：2019.3.21（Thu) – 3.30（Sat）
場所：組む東京
東京都千代田区東神田 1-13-16
開催時間：12:30～19:00 ＊金曜日は20:00まで
問い合わせ先：03-5825-4233
ホームページ：http://www.kumu-tokyo.jp/
インスタグラム：＠kumutokyo
Ams,Tram,Gram（アムストラムグラム）
2010年、加賀友禅作家 斉藤道代さんによってスタート。シンプルながら鮮やかな色や柔らかな素材感にあふれ、上質かつオリジナリティのある世界観を目指した表現に挑む。ひとつひとつ手描きでつくりあげられるアイテムは、加賀友禅の伝統と文化と確かな技術をベースに、素材、色合い、意匠の３つの要素を重ね合わせ、従来の加賀友禅とはひと味違う「上質な遊び」を感じさせている。
ホームページ：www.amstramgram.jp
インスタグラム：@amstramgram_jp
組む東京
国内外のものづくり、手工業の交流拠点となる場として、ショップ、ギャラリー、コミュニティ・スペースの機能をもつお店として2015年にオープン。「組む」の名のとおり、国内と海外の志を同じくする仲間が“組み”ながらつくる場を目指している。
東京都千代田区東神田 1-13-16
営業時間：12:30～19:00
不定休（サイトをご確認ください）
TEL：03-5825-4233
ホームページ：http://www.kumu-tokyo.jp/
インスタグラム：＠kumutokyo
